【れんこん】ビタミンCはレモンに匹敵!?栄養効果を最大限に|管理栄養士が教える美容・免疫力アップの食べ合わせ

【れんこん】ビタミンCはレモンに匹敵!?栄養効果を最大限に|管理栄養士が教える美容・免疫力アップの食べ合わせ
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秋冬は寒さが増し、乾燥が厳しくなってくる季節でもあることから、体調を崩してしまう人も多いはず。そんな時には免疫維持や腸活、美容のサポーターにもなってくれるれんこんをぜひ食卓に並べてもらいたいです。そこで、今回は管理栄養士視点かられんこんをおすすめする理由や食べ方についてご紹介します。

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れんこんは免疫力アップをサポート

れんこんは意外かもしれませんが、レモンにも匹敵するくらい野菜の中でもトップクラスにビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、ウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球のサポートをするため、免疫力を高めてくれることを期待できます。また、食物繊維も豊富に含むため免疫の70%は腸といわれるように、腸内環境を整えることで免疫力アップもサポートしてくれます。そして、腸内環境が整い、代謝もスムーズになることで、冷えにくく丈夫な体になることが期待できるのです。

れんこん
byフォトAC

また、ビタミンCはストレス下において急速に消費されるといわれています。そのため、疲労や風邪、睡眠不足など不調を感じた時には、意識して積極的に取り入れるのもおすすめです。

れんこんが美容にもおすすめな理由

ビタミンCは美肌作りには欠かすことができない栄養素の代表選手です。ビタミンCはシミやそばかす、日焼けなどの原因でもあるメラニン生成を抑えたり、肌のハリや弾力につながるコラーゲン生成をサポートしたりしてくれます。また、ポリフェノールのひとつでもあるタンニンも含まれているため、毛穴の引き締めや肌荒れ予防なども期待できます。そして、れんこんに含まれるビタミンCは加熱に強いため、炒めたり、煮たりしても効率的に摂取できるのも魅力のひとつです。

れんこんとの食べ合わせおすすめ3選

れんこんの栄養素の恩恵をしっかりと受けるためにおすすめの食べ合わせを管理栄養士視点からご紹介します。

れんこん×鶏むね肉

筑前煮
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たんぱく質を豊富に含む鶏むね肉と一緒に摂取することで、れんこんのビタミンCでのコラーゲン生成をサポートしてくれます。また、たんぱく質は体の材料でもあるため、筋肉の維持にもつながり、代謝アップも期待できます。

れんこん×ブロッコリー

ブロッコリーもれんこんと同じくらいビタミンCが豊富に含まれている食材のひとつです。そのため、風邪予防や抗酸化作用をしっかりと期待できます。歯ごたえを楽しむことができる食材の組み合わせでもあるため、シャキッとした食感が残る程度に蒸して塩をぱらりとしてシンプルに食べるのもおすすめですよ。

れんこんとブロッコリーの蒸し物
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れんこん×ごま

ビタミンEと良質な脂質を含むごまと組み合わせることで、れんこんもビタミンCが豊富に含まれているため、抗酸化力のさらなるアップが期待できます。そして、血流もよくなることで、免疫力アップのためにも切り離すことができない冷え対策にもつながります。ビタミンCとEはお互いに補いながら働くことが期待できるため、美肌作りにもより効果的だと考えられます。そして、吸収力をアップさせるという意味では、すりごまや練りごまの形で取り入れる方がよいでしょう。ちなみに、れんこんを擦ってスープにしてすりごまのトッピングなどもおすすめです。

今年の秋冬はれんこんでインナーケアをしよう

れんこんポタージュ
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れんこんは秋冬に美味しく食べられて、美容と健康にも心強い食材のひとつです。きんぴらや揚げ焼きにしても美味しいし、蒸すだけだったりすりおろしてスープにしたりのシンプルな食べ方もできるため、食卓にも並べやすいです。今年の秋冬は積極的にれんこんを取り入れてヘルシービューティーを実現しませんか?

【参考文献】

文部科学省 | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

厚生労働省|e-ヘルスネット

わかさ生活|わかさの秘密

ライター/管理栄養士 亀崎智子
管理栄養士×セラピスト(野菜ソムリエ・中級食品診断士 )。食に関する講演や記事執筆・監修、体の本来の機能を取り戻すお手伝いをする整体のセラピストとして、家族丸ごと体の内と外にゆとりをつくるサポートを行っている。また、満月の日に、乾物と塩で作るふりかけと即席スープの素の製造販売も行っています。インスタグラム:kamegohan0528

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