白湯に塩ひとつまみで“体を動かす水”に変わる。朝の巡りを整える簡単習慣「塩白湯」のススメ

白湯に塩ひとつまみで“体を動かす水”に変わる。朝の巡りを整える簡単習慣「塩白湯」のススメ
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朝の1杯として人気の「白湯」。体をゆるやかに温め、胃腸を整えることで知られていますが、そこに塩をひとつまみ加えるだけで、“体を動かす水”としてさらに実用的になります。目覚めの一杯で水分とミネラルを補い、むくみ・冷え・だるさをスッキリ整える方法をご紹介します。

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白湯+塩の効果とは?

白湯は、体を内側から温め、胃腸の働きを穏やかにサポートします。そこに塩(ナトリウム)を少量加えることで、次のような変化が期待できます。

水分と電解質バランスを整え、朝の脱水状態をすばやくリカバリー
血流維持を助け、体温を効率的に上げる
塩のミネラルが胃腸の動きを刺激し、腸のぜん動をサポート
水分が体に“とどまりやすく”なり、巡る体づくりに役立つ

つまり、「白湯+塩」は、朝の水分とミネラル補給を兼ね備えたシンプルなセルフケア。ヨガや軽いストレッチの前に飲むと、体が目覚めやすく、動きもスムーズに巡りやすくなります。

塩
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朝に実践するポイント

白湯を40〜50℃に温める
熱すぎると胃を刺激するため、少しぬるめがおすすめ。

自然塩をひとつまみ(0.3〜0.5g)加える
精製塩ではなく、ナトリウム以外の微量ミネラルを含む海塩や岩塩が理想です。

朝起きてすぐ、ゆっくり飲む
ゴクゴク飲まず、口の中で温度を感じながら少しずつ飲むのがポイント。

まとめ

いつもの白湯に塩をひとつまみ加えるだけで、体の水分とミネラルバランスを整えて“巡る白湯”に。冷えやむくみ、朝の重だるさを感じやすい人にも手軽に取り入れやすくておすすめです。特別な準備はいらず、毎朝キッチンで簡単にできるミネラル補給習慣。1日のスタートを朝の一杯から、穏やかに体のリズムを整えていきましょう。

注意点

・塩の摂りすぎは高血圧などの原因になるため、1杯あたりひとつまみ以下を目安に
・腎臓病など持病のある方は医師に相談を
・精製塩ではなく、海塩・岩塩などの天然塩を使用
・塩分・水分摂取は、発汗量や季節・体調に応じて調整を

参考文献

記事監修/亘美玲

管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。

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