片付けは、季節のスイッチ!夏をしまって秋を迎える習慣を|整理収納のプロがアドバイス
昼間はまだまだ暑いけど、朝晩は少しずつ秋の気配を感じます。そろそろ暮らしを切り替えるタイミング。「季節の片付け」で、心もやさしく整えてみるのはいかがでしょうか?
夏の名残りを片付けるときに「ああ、もう秋が始まるんだ」と実感します。モノを動かすことが、暮らしも気持ちも切り替えるスイッチになる。今回は、「季節の片付け」を紹介します。
夏をしまう片付けから始める
夏遊びグッズを片付けるのは、まさに夏の終わり。よく遊んだ年ほど、ちょっとさびしくなります。数年ぶりに買ったシュノーケルマスクは、水着やラッシュガードとまとめて収納。置き場所は、年に数回しか使わないスーツケースと同じ場所にしました。一緒に使うモノをまとめておくと、次に使うときに探さずにすみます。ちなみに、今回買ったシュノーケルマスクは残念ながら使い心地がいまひとつ。買い直す予定なので、そのときにケースや収納場所も見直そうと思っています。
この夏もたくさん着たTシャツ。けれど出番の少なかったものは、「来年も着たいかな?」と自分に問いかけて枚数を見直します。お気に入りだけ残すと、クローゼットに少し余白ができ、秋物を迎えるスペースもできます。Tシャツ同様、私の制服でもあるワンピースも見直します。よく着ていた服こそ、改めて見るといつの間にできたのかわからないシミが…(涙)あるあるですね。
靴箱ではサンダルと、スニーカーやショートブーツの置き場所を入れ替えます。といっても、スポーツサンダルは秋も大活躍。靴下とあわせて履くので、引き続き取り出しやすい位置をキープです。
もう少し先になったら、夏の帽子の入れ替えも。秋冬のニット帽やストールを出してきます。こうした入れ替えは「しまう」と「迎える」を同時にかなえてくれる小さな片付けです。
冷蔵庫の中にも、夏らしいものが残っていませんか?たとえばかき氷シロップや麺つゆ。残りを確認して、食べ切ることを意識するのも「夏をしまう片付け」のひとつです。ちなみにうちは、夏のはじめに季節限定の冷麺をまとめ買いします。夫婦そろって大好物ですが、食べ忘れて秋の終わりに賞味期限を迎えてしまうことも(涙)今年こそ気をつけたいところです。あとは、保冷剤!この夏でまた、増えていませんか?(うちも増えてたー。汗)
そして、扇風機。しまう前に掃除をしておくと、来年の夏の自分がきっとラクになります。そう思うと片付けの手も軽く動きます。
秋を迎える小さな習慣
夏のモノをしまったら、秋に使うモノを少しずつ出していきます。
たとえば、朝晩に羽織れるカーディガンをクローゼットの手前に移動する。ストールを玄関近くにかけておくと、出かけるときのちょっとした寒さにもすぐ対応できます。麦茶ポットを片付けて、急須やお気に入りのマグカップを出す。食卓に並ぶアイテムを少し変えるだけでも、ぐっと秋らしい空気をまとえます。「よく使うものの位置」を変えるだけで暮らしのリズムが変わります。
片付けは、季節を切り替える合図
片付けは「捨てること」「減らすこと」と思われがちですが、季節の片付けはそれだけではありません。夏をしまい、秋を迎える。小さな片付けが、暮らしのリズムを整え、心をやさしく切り替えてくれるのです。
大きな変化はいりません。サンダルを片付けてブーツを出す、麦茶からあたたかいお茶に変える、そんな小さな片付けからで十分。
この秋、暮らしにやさしいリズムをつくるとしたら、あなたはどこから始めてみたいですか?
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