「甘いだけだと思ってたわ…」意外と知らない?マンゴーの栄養素|管理栄養士が解説

「甘いだけだと思ってたわ…」意外と知らない?マンゴーの栄養素|管理栄養士が解説
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濃厚な甘みとねっとりとろける食感が特長の「マンゴー」。甘みが強く、糖質やカロリーが高いイメージですが、美容や健康に嬉しい栄養素も含まれています。この記事ではマンゴーに含まれている栄養素を管理栄養士が解説します。

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マンゴーのカロリーは?

100g当たりのマンゴーのカロリーは68kcalです。実は100g当たりの量で比較するとバナナよりも低カロリーです。バナナを1本食べるよりカロリーは控えめかつ、βカロテン、ビタミンC、食物繊維などは一部の栄養素はバナナよりも多く含みます。

マンゴーに含まれる栄養素は?

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βカロテン:目・肌など美と健康の維持に

マンゴーに含まれる栄養素の中で、特に着目すべき点はβカロテンです。100g当たり610㎍含まれ、トマトよりも多く含まれています。体内でビタミンAに変換されて、目や皮膚の健康に役立ちます。強い抗酸化作用を持ち、体内で発生する活性酸素を除去する働きがあります。これによってシミやシワを防いできれいな肌を保ったり、生活習慣病の予防にも役立ちます。

葉酸:妊娠中の女性の欠かせない栄養素

妊活中から妊娠中の方に欠かせない栄養素である葉酸もマンゴーには含まれています。葉酸は胎児の正常な発育に必要な栄養素と言われていますが、ビタミンB12と一緒に赤血球の生成を助ける働きもあります。

ビタミンE:強い抗酸化作用で肌の老化予防に

ビタミンEもβカロテンと同様、強い抗酸化作用を持つ栄養素です。ビタミンAと合わせて細胞の老化を防ぎ、肌の老化予防や生活習慣病の予防に効果的です。

ビタミンC:肌と心のサポートにも

コラーゲンの生成に欠かせないビタミンCも100gあたり20㎎含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成に不可欠な栄養素であり、肌のハリを保ちます。またビタミンCはストレスで消費されてしまう栄養素です。仕事や生活環境の変化でストレスを感じやすい人は、積極的に補いたい栄養素です。

食物繊維:腸内環境を整え、便秘の予防に欠かせない

マンゴーには水溶性と不溶性の食物繊維が両方バランスよく含まれています。水溶性食物繊維は便の流れをスムーズにし、不溶性食物繊維は便のカサを増やして腸のぜん動運動を促し、便通をスムーズにしてくれる効果があります。

美容と健康に嬉しい栄養素がたっぷり!

マンゴーは甘くて美味しいだけでなく、ビタミンE・葉酸・βカロテン・ビタミンC・食物繊維と、体に嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。特に、美容や健康を意識する方、妊娠中の方は、食卓に取り入れたい果物のひとつです。適量を意識しながら、旬の果物を楽しみましょう。

【参考文献】

食品成分データベース

健康日本21アクション支援システム Webサイト

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