引き上がるのは骨盤底筋だけじゃない?〈骨盤まわりのトライアングルエリア〉を一気に鍛える簡単エクサ
暑くてダルイ、ついついダラ~ッと溶けたように椅子に座ることが増えていませんか?ダラッとした姿勢で座ると、骨盤底筋周りの筋肉が衰えてしまう原因につながります!たるんだ骨盤底筋周りをキュッと引き締めていきましょう!
見落としがちな骨盤底筋の衰え
40代から60代の女性にとって、骨盤周りの筋肉の衰えは、ちょい漏れ・尿漏れや内臓脱など将来的なトラブルにつながる重要な課題。しかし、骨盤底筋群は、見えない・触りづらい場所にあり、小さくて意識しづらいため、鍛えることが難しいと感じられがちですが、適切な方法で意識的にトレーニングすることで十分に鍛えることが可能です。さらに骨盤底筋群は、加齢や出産、ホルモンバランスの変化によっても筋力が低下しやすく、特に閉経期以降はエストロゲンの減少により、骨盤底を支える筋肉や結合組織の弾力性が低下しやすくなります。
骨盤底筋群を鍛えるメリット
骨盤底筋群は鍛えることで、排尿コントロールの改善や姿勢の安定、体幹のサポート力の向上が期待できます。これは日常生活の質を保つためにも非常に大切です。実は、40代以降の女性の便秘の原因の一つに、腹部から骨盤底筋群にかけての筋力の衰えが関係している場合もあります。排泄するときに押し出す力がなくなることで、便が出しづらくなるのです。便が長時間腸内にとどまることで、骨盤内の圧が高まり、骨盤底筋群への負担が増すこともあります。その結果、筋力低下を招く一因となる可能性もあり、負の循環につながることがあります。
骨盤底筋のトライアングルエクササイズ
骨盤底筋を鍛えるためには、周辺にあるお尻・内ももも一緒に意識してトレーニングしていきます。鍛える際のコツは、呼吸を止めず、力を入れる部位を正確に意識することです。骨盤底筋群は小さく意識がしづらいため、周辺にあるお尻と内ももを連動して鍛えるように意識してみましょう。
エクササイズを行う時は、吐く呼吸で筋肉を縮めるように意識して動いていきます。
1)仰向けになり、膝の間にローラーを挟む
2)手でローラーをしっかりつかみ、膝でもローラーをしっかり挟む
3)腕と膝でローラーを引っ張り合いする
吐きながら膝でローラーを下に引っ張ると同時に、骨盤底筋をキュッと引き上げる意識を持ちましょう。吸って少し緩める、を5~10回繰り返します。膝をぎゅーっと閉じてローラーを下に引っ張る時に、お尻・内もも・骨盤底筋に力が入ります。
▼動画で詳しい動きをチェック
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