【枝豆】夏においしくタンパク質補給!食べ合わせで効果倍増「疲労回復」に役立つ食べ方ガイド
暑さで食欲が落ちやすい夏こそ、栄養バランスのよい食事が欠かせません。そんな季節におすすめなのが、手軽に取り入れられて栄養価の高い「枝豆」です。枝豆は植物性タンパク質が豊富で、筋力の維持や疲労回復をサポートします。さらに、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれているため、夏バテ対策にもぴったりです。この記事では、枝豆の栄養的な魅力やおすすめの食べ合わせを紹介します。すぐに作れる簡単レシピも載せているため、暑い日のおつまみとしてぜひ参考にしてみてください。
枝豆はタンパク質を豊富に含む野菜
枝豆は大豆が熟す前のもので、「畑の肉」と呼ばれるほど植物性タンパク質が豊富です。枝豆100gあたりのタンパク質含有量は約11.5gで、同量の卵とほぼ同等のタンパク質量です。タンパク質は、筋肉の材料となる大切な栄養素であり、筋量の維持や増加に役立ちます。また、糖質をエネルギーに変える働きがあるため、疲労回復のサポートを担う栄養素としても知られています。
ビタミンB群やカリウムが豊富で夏バテ予防にもぴったりな野菜といえるでしょう。
枝豆を食べるなら!おすすめの食べ合わせ3選
枝豆と食材の組み合わせを工夫することで、栄養バランスが良くなり、健康効果も高まります。ここでは、夏におすすめの食べ合わせを3つ紹介します。
①鮭:タンパク質をしっかりと補える
暑さで食欲が落ちると、タンパク質不足になりやすいです。植物性タンパク質の枝豆と動物性タンパク質の鮭を組み合わせることで、しっかりと必要なタンパク質が補えます。また、枝豆にはビタミンB1、鮭にはビタミンB6とビタミンB12が豊富に含まれています。これらのビタミンB群は糖質の代謝を助け、効率よくエネルギーに変える栄養素です。忙しいときでもサッと食べられるおにぎりにするのがおすすめです。
②トマト:抗酸化作用コンビで美肌をサポートする
枝豆はビタミンCも含み、強力な抗酸化作用を持つトマトと組み合わせることで、高い抗酸化力が期待できます。とくにトマトに含まれるリコピンは脂溶性の抗酸化成分で、活性酸素の働きを抑えて肌の老化や紫外線によるダメージから守る効果があります。 夏の強い紫外線による肌ダメージの予防をサポートしてくれるでしょう。
③ニンニク:アリシンのはたらきで疲労回復が期待できる
枝豆に含まれるビタミンB1は、ニンニクに含まれるアリシンと一緒に調理すると吸収率が高まります。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあるため、効率良く吸収されることで、疲労回復が期待できるでしょう。またアリシンには、生活習慣病の予防や発がんを抑制する効果があるとされており、健康維持に役立つ成分と考えられています。
暑い夏にぴったり!枝豆のペペロンチーノ
シンプルな材料で手軽に作れる「枝豆のペペロンチーノ」をご紹介します。ニンニクや鷹の爪の風味が食欲をそそる、暑い夏にぴったりの一品です。
<材料>
- 枝豆 100g
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 大さじ1
- 鷹の爪(輪切り) 小さじ1/2
- 塩こしょう 少々
<作り方>
- 枝豆を塩ゆでする(冷凍枝豆は解凍しておく)
- ニンニクはみじん切りにする
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、温める
- 3に鷹の爪を入れ焦がさないように炒める
- 枝豆を入れ、軽く混ぜ合わせる
- お好みで塩こしょうを振る
おつまみはもちろん、副菜としても活躍するので、ぜひこの夏の定番メニューに加えてみてください。
【参考文献】
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「野菜類/えだまめ/ゆで - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類」
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「野菜類/(トマト類)/赤色トマト/果実/生」
独立行政法人 農畜産業振興機構「これからますますおいしい 冬春トマト 今が旬!」
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「魚介類/<魚類>/(さけ・ます類)/しろさけ/焼き」
独立行政法人 農畜産業振興機構「にんにく」
ライター/管理栄養士 山田佳奈子
約8年間保育園で献立作成や給食づくり、栄養相談に携わる。アトピーや運動誘発性小麦アレルギーの発症、2年間のイギリス生活などでからだと食の関わりに関心をもつ。現在は、子育てをしながら執筆活動をメインに食と健康に関する情報を発信している。
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