ナスの油吸い過ぎ問題はこうしたら解決できる!管理栄養士が教える、裏ワザ調理術
ナスの油料理はおいしいけれど、ナスが油を吸い過ぎるのはなんとかしたい!というお悩みに対して、ナスが油を吸い過ぎないための実用的な対策をまとめました。
1、塩をすりこむ
ナスの切り口に塩をすりこみ10分ほどおいておきます。さっと洗ってから絞り、キッチンペーパーなどでしっかりと水気をふきとってから調理するようにしましょう。油は控えめにしても火が通りやすくなります。
2、油をまぶす
ナスをカットしたら全体に油を薄くまとわせてから調理しましょう。焼くときには油は足さないようにします。1~2本あたり大さじ1ほどの油でOKなので、いつもの油の量よりも各段に減らすことができますよ。加熱時に蒸し焼きにすればふっくらと仕上がります。
3、レンジで加熱してから
電子レンジで先に加熱しておくと、ナスがしんなりとして油の吸い過ぎを防ぐことができます。このとき、加熱しすぎると食感がやわらかくなりすぎるため、600wで1~2分程度を目安としましょう。下ゆでしてもOKですが、水分はしっかりと切って油調理しましょう。
4、油を控えめにして蒸し焼き調理
炒めるのではなく、少量の油で焼き付けてからフタをして蒸し焼きにする調理をすることで、香ばしさは残しつつも油の量を抑えてカロリーカットが可能です。
5、片栗粉や小麦粉をまぶす
片栗粉や小麦粉を薄くナスにまぶしておくことで、粉が膜となり油の吸い過ぎを防いでくれます。さらに衣の部分がカリッと香ばしく仕上げることができますよ。
6、油の温度を高め、手早く調理する
素揚げなどの場合、油の温度が低いと吸油が高まります。高温でさっと手早く揚げるようにしましょう。
7、油を吸収しにくい品種を選ぶ
白ナスや米ナスは、一般的な長ナスに比べると油の吸収率が低めだといわれています。油を吸収しにくい品種を選ぶことも意識したいですね。
ナスの油吸い過ぎ問題を解決する調理法のコツをご紹介しました。先に加熱したりして油に触れさせる時間を短くして手早く火を通すこと、油の量を減らすために油を先にまとわせておくこと、などがポイントです。ぜひ試してみてくださいね。
ライター/大槻万須美
管理栄養士・フードスタイリスト・腸内ケアフードアドバイザー。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、離乳食講座などの料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。
Instagram:@tsukiko_shoku_mind
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