【秋ナス料理】挽き肉なしで胃に優しい「ベジ麻婆なす」の作り方

 【秋ナス料理】挽き肉なしで胃に優しい「ベジ麻婆なす」の作り方
Nao Yamada
山田直
山田直
2023-09-18

朝晩、涼しい日が増えてきて、温かい料理もおいしく感じるようになってきました。夏はさっぱり食べていたナスも、もう少し手を加えたいところ。今回はそんな時期にぴったりな、秋ナスを使った食欲がもりもり湧く、ベジの麻婆ナスをご紹介いたします。夏バテで疲れた胃に、優しく染み渡る一品です。

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ベジ麻婆なす

ベジ麻婆なす
野菜たっぷりのベジ麻婆なす。挽き肉なしとは思えないコクと食感です。

野菜のうま味を引き出す重ね煮を使った、挽き肉無しのベジ麻婆なす。きのこと玉ねぎから出る野菜ブイヨンがうま味となり、まるでお肉を入れているかのような深いコクが出てきます。しめじの食感もいいアクセントに。
わが家では、何も言わないと普通のひき肉入り麻婆なすと勘違いして、ペロリと完食してしまいます。

材料
小さくカットした野菜が、挽き肉の代わりになっていきます。

【材料2〜3人分】

・なす(乱切り)‥‥‥‥‥‥‥3本
・しめじ(5mmカット)‥‥‥ 100g
・たまねぎ(5mm角切り)‥‥ 100g
・にんじん(3mm角切り)‥‥ 30g
・ねぎ(刻み)‥‥‥‥‥‥‥‥適量

・ごま油‥‥‥‥‥‥‥‥‥  大さじ1
・差水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  50ml
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  少々


(調味料)
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100ml
・しょうゆ‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・みりん‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・酒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
・ごまペースト‥‥‥‥‥‥小さじ1/2
・豆板醤‥‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ1/2
・にんにく(すりおろし)‥‥ 小さじ1
・しょうが(すりおろし)‥‥ 小さじ1

(とろみ)
片栗粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1

【作り方】

 まず、ひき肉の代わりとなるベースを重ね煮で作ります。

1. 小ぶりな鍋やフライパンに塩をひとつまみ振り、しめじ→玉ねぎ→にんじんの順に重ねてまた塩ひとつまみ上に振り、差水を鍋ふちから入れます。

重ね煮順番
振り塩が野菜から旨味を引出します。

2. 火をかけ、差水が沸いてきたら蓋をして、小弱火で7〜8分蒸し煮にします。玉ねぎが透きとおり、にんじんがある程度柔らかくなっていればOK。

重ね煮
野菜から出たブイヨンごと、ヘラで下からすくって使いましょう。

3. 重ね煮を作っている間に、別のフライパンにごま油を入れ、なすを炒めます。

4. しんなりしてきたら出来上がった重ね煮を入れ、軽く炒め合わせます。

5. 調味料をよく混ぜ合わせ、4に入れて一煮立ちさせ、水で溶いた片栗粉でとろみをつけ、ねぎを振って出来上がり。

仕上げ
重ね煮は火が通っているので軽く炒めるだけ。食感を活かしてさっと仕上げます。

【美味しいポイント】

きのこは、歯応えのあるエリンギなどを使ってもOK。粗挽きの挽き肉くらいの大きさにカットするのが、ボリュミーで美味しいです。

胃を休めるベジ麻婆なす、ぜひお試しください。

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AUTHOR

山田直

山田直

ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰



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