【ズッキーニ】夏バテ防止に!栄養豊富なズッキーニの選び方と栄養価倍増の食べ方
パスタやラタトゥイユなど洋食料理に使われるイメージのズッキーニ。家庭料理としてはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は使い勝手がよく、栄養満点で家庭でも取り入れてほしい野菜です。今回は、美味しいズッキーニの選び方や食べ方、そして栄養価を最大限に引き出す食べ方をご紹介します。
ズッキーニの特徴
ズッキーニは見た目はきゅうりに似ていますが、実はカボチャの仲間です。皮が柔らかく丸ごと食べられる野菜です。実は柔らかく、なめらかで生でも加熱しても美味しく食べられます。
ズッキーニの主な栄養
・カリウム:ズッキーニには体内の水分バランスを整え、余分な塩分の排出を助けるカリウムが豊富です。むくみ予防や高血圧の予防に役立ちます。
・βカロテン:体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を保ちます。美肌効果や風邪予防に効果的。
・食物繊維:ズッキーニは食物繊維が豊富で、便秘の解消や腸内環境整える効果があります。また、血糖値の上昇を抑えコレステロールの吸収も抑制してくれます。
カボチャの仲間ですが低糖質で低カロリーなのも特徴。ダイエット中や糖質を控えたい場合におすすめの野菜です。
ズッキーニの選び方
・皮にハリがある
・大きすぎない(長さ20㎝前後)
・ヘタが乾いていないもの
・ある程度の重みがあること
これらのポイントをチェックすると、みずみずしく美味しいズッキーニを選ぶことができますよ。
栄養価倍増の食べ方
①生で食べる
ズッキーニに豊富に含まれているカリウムやビタミンCは水溶性のため、調理の過程で失われやすい栄養素です。生のズッキーニと茹でたズッキーニを比較すると以下の通り。
・ズッキーニ(生)カリウム320mg、ビタミンC20㎎
・ズッキーニ(ゆで)カリウム200mg、ビタミンC6㎎
サラダやマリネ、浅漬けがおすすめ!アクが気になる場合は、水にさらすか、軽く塩もみをしてくださいね。
②油と一緒に調理する
ズッキーニに含まれるβカロテンやビタミンKは油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。オリーブオイルで炒めたり、チーズをのせてグリルがおすすめです!
オリーブオイルで炒めたあと、スープや煮込み料理にするとカリウムやビタミンCも無駄なく摂ることができるのでさらにおすすめです。クセがなく、様々な料理に使いやすいズッキーニ。夏場は汗でカリウムが失われがちなので、ズッキーニを食卓に取り入れて夏バテも予防していきましょう!
【参考】
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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