きんかんはどうやって食べるのが正解?おすすめの食べ方と健康へのメリット

 きんかんはどうやって食べるのが正解?おすすめの食べ方と健康へのメリット
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古山有紀
古山有紀
2024-10-09

きんかんは柑橘類の中で最も小さい果実をつけるミカン科の果物です。様々な栄養成分を含み、多くの健康効果が期待できます。特に、咳やのどの痛みに良いと昔から親しまれています。本記事では、そんなきんかんのおすすめの食べ方や健康へのメリットを紹介します。

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きんかんの食べ方

きんかんは皮がやわらかく苦味も少ないため、そのまま丸ごと食べられます。軽く洗って水気をふき取り、爪楊枝などでヘタを取ってから丸ごと食べます。果実には小さな種が入っているため、注意して食べましょう。先に種を取り除く場合、半分に切って爪楊枝などで種を取り除いてください。

きんかんの甘露煮

<材料>

・きんかん 300~350g

・グラニュー糖 200g

・水 400ml

【作り方】

①ヘタを取り除き、軽く洗う

②6~7㎜の間隔で縦に浅く切り込みを入れる

③鍋に②と水400mlを加えて中火にかけ、沸騰したら弱火にして10分ほど茹でる(アクが出る場合にはすくいとる)

④グラニュー糖を加え、さらに5分茹でる

⑤火を止め、味を含ませたら完成

きんかんシロップ

<材料>

・きんかん 300g

・グラニュー糖 300g

・水 300ml

・レモン汁 小さじ1

【作り方】

①きんかんをよく洗って横半分に切り、爪楊枝で種を取る

②鍋に水を沸かし、グラニュー糖を入れる

③グラニュー糖が溶けたら弱火にし、きんかんとレモン汁を加えて柔らかくなるまで煮る

④そのまま冷まし、煮沸した清潔な瓶に入れる

※きんかんシロップ:大さじ2、酢:大さじ2、オリーブオイル:大さじ2を混ぜるときんかんドレッシングとして使えます。

きんかんの健康へのメリット

きんかんは食用以外にも薬用、観賞用など様々な用途に用いられています。そんなきんかんの健康へのメリットを紹介します。

美肌、美白

きんかんに豊富に含まれるビタミンCは、シミ・そばかすを予防し、ハリのある若々しい肌を保つのに役立ちます。また、ビタミンEには血管を広げて血流をよくし、新陳代謝を活発にしてくれます。新陳代謝がよくなると、肌のターンオーバーが促され、美肌効果が得られます。

生活習慣病予防

きんかんは、水溶性食物繊維のペクチンが豊富です。ペクチンには血糖値の上昇を抑える効果があります。また、ビタミンC、β‐クリプトキサンチン、ヘスペリジンには血中のLDL‐コレステロールを減少させる作用があり、動脈硬化予防をサポートしてくれます。

疲労回復

疲労回復に効果のあるクエン酸も、きんかんには豊富に含まれています。クエン酸は、疲労物質である乳酸を分解し、エネルギーに変える働きがあります。それにより、疲労からの早期回復や疲れにくい体になることも期待できます。

ストレス緩和

きんかんの香り成分であるテルペンには、興奮した神経を鎮静し、ストレスを緩和する作用があります。また、ビタミンCが神経伝達物質の合成をサポートすることでストレスに対する抵抗力を高めたり、イライラを鎮めてくれます。

美味しいだけでなく、健康へのメリットもたくさんあるきんかんをぜひ食べてみてください。

【参考文献】

わかさ生活|若さの秘密

公益社団法人 日本薬学会
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AUTHOR

古山有紀

古山有紀

大学卒業後、管理栄養士として病院に勤務し、患者様の栄養管理及び栄養指導に従事。 出産を機に独立し、ダイエットサポートや健康維持のための食事カウンセリングを行う。また、食事と健康、美容、ダイエットに関する記事を中心にライターとしても活動中。



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