老けない人は、どんな食べ方をしている?老化を防ぐ「食習慣」見直すべき3つのポイント|栄養士が解説
歳を重ねることは誰もが避けることができないため、老化は平等にやってきます。しかし、できれば、この老化が訪れるタイミングは先延ばししたいという人は多いはず。そこで、今回は、いつまでも若々しくいるためにおすすめの食習慣についてご紹介します。
老化の仕組みとは
老化と切っても切り離せないのが、活性酸素です。活性酸素は細胞を傷つけて酸化させ、錆びさせることで、老化を早めてしまいます。しかし、活性酸素は病原菌やウイルスから私たちの体を守る働きにも欠かせません。老化を抑えるためには、上手に活性酸素と付き合うこともポイントの一つです。
私たちの体は食べたものでできている
私たちの体の中では、日々たくさんの細胞が作られていますが、その材料は日々の食事から得られる栄養素になります。そして、老化を抑えるためには体の中を酸化が起きにくい環境にしてあげることが必要になってきます。元々、抗酸化作用は私たちの体に備わっていますが、加齢に伴い減ってしまうため、材料になるたんぱく質はもちろん、エネルギー源の炭水化物、抗酸化作用の強い栄養素を豊富に含む食材などバランスよい食事を心がけることが大切です。
おすすめの食習慣3選
旬のものを食べる
一般的に旬野菜は、栄養価が高く、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなど抗酸化作用が高い栄養素を豊富に含んでいます。また、旬の魚はDHAやEPAなどの血液をサラサラにしてくれる脂質を豊富に含んでいるため、アンチエイジング効果を期待できるのです。
よく噛む
加齢とともに、噛む力は弱くなり、口周りやお顔の筋肉がなくなりたるむだけでなく、唾液の分泌量が減ります。しかし、よく噛むことで唾液の分泌量が増し、脳が活性化したり血流がアップしたり肌のハリが出たり口や顔周りの筋肉も鍛えられたりさまざまなアンチエイジング効果が期待できます。
食べる順番に気をつける
急激な血糖値の上昇は、老化を早めてしまう原因のひとつになり、血糖値の急上昇を防ぐための食事の順番がポイントです。最初は食物繊維を豊富に含む野菜を食べることをおすすめします。食物繊維は消化と吸収のスピードがゆっくりなため、最初に食べることで血糖値の急上昇を抑えてくれます。そのため、食物繊維を豊富に含む野菜や汁物を最初に食べて、たんぱく質のおかず、最後にごはんを食べるのがよいでしょう。
食事を楽しみながら若さを維持しよう
アンチエイジングのための食習慣は、お金をかけることなく意識するだけで誰でもできることです。簡単ではありますが、継続することがポイントです。食事を楽しみながら取り入れて、若々しさも手に入れましょう。
ライター/管理栄養士 亀崎智子
管理栄養士×セラピスト(野菜ソムリエ・中級食品診断士 )。食に関する講演や記事執筆・監修、体の本来の機能を取り戻すお手伝いをする整体のセラピストとして、家族丸ごと体の内と外にゆとりをつくるサポートを行っている。また、満月の日に、乾物と塩で作るふりかけと即席スープの素の製造販売も行っています。インスタグラム:kamegohan0528
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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