Sayaの星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通/2024年後半の運勢

 Sayaの星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通/2024年後半の運勢
maegamimami
Saya
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2024-09-03

なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。

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2024年後半(2024年9月〜2月)/全体の星まわり

9月20日〜11月20日は、「やぎ座冥王星」時代の最終章

2024年9月2日、自立や変革の星・天王星がおうし座で「逆行」をスタート。天王星が「逆行」するのは毎年のことですが、この日はまた変容の星・冥王星がみずがめ座から、やぎ座へと一時的に戻るタイミング。やぎ座には2008年から2023年の3月までと、2023年6月〜2024年の1月に冥王星が入っていました。今回のやぎ座滞在は2024年11月20日までの短いものですが、「やぎ座冥王星」時代の最終章なのです。

やぎ座は高い山を登るようなエネルギーをもっているので、社会のなかでも上に登るほうがよいという価値観があります。そのため、どちらが上かで争うとか、自分のほうが年齢は上だから従えとか言うような、ちょっとハラスメント的な古い価値観が一時的に戻ってくることもあるかもしれません。またやぎ座は土のエレメントの星座でもあり、物質的なもの、お金への執着も出てきやすいでしょう。とは言え、本質を積み上げてきた人は結果を出し、これ以上ない活躍をするはずです。

冥王星がみずがめ座に入ると、自由とともに横のつながりが大切に

11月20日に冥王星がみずがめ座に入ると、わたしたちが生きている間はもうやぎ座に戻ることはありません。みずがめ座には2023年の3月〜6月、2024年の1月〜9月も冥王星が入っていましたが、約20年にわたるみずがめ座冥王星の時代が本格的に始まるのです。冥王星のアーキタイプがみずがめ座的に働くようになるので、同じ理想をもつ人たちとの横のつながりがとても大切になるでしょう。「自由・平等・博愛」を求める気持ちも強くなりますが、合理性を求めるあまり、すべてにおいて、潤いがなくなる感覚はあるかもしれません。とは言え、ガムシャラに働き、結果を出すという「やぎ座冥王星」時代の生き方に興味がもてなくなる人も多いでしょう。どれだけ精神の自由さを手に入れているか、おもしろい人とつながっているか……そうしたことが魅力になっていきます。

11月15日に土星が、12月8日に海王星が「順行」も11月26日〜12月15日は水星が「逆行」

冥王星の動きに比べると、重要度は少し下がるのですが、現実に影響を強く感じそうなのがうお座での現実化とルールの星・土星、境界を溶かす星・海王星の「順行」です。土星は11月15日に、海王星は12月8日に「順行」します。土星、海王星の「逆行」自体は毎年あるのですが、今回はちょっと様子が違います。

と言うのは、2025年の3月に海王星が、4月に土星がうお座を去り、おひつじ座に入るからです。海王星は2011年からうお座に滞在していたので、長くうお座にあった海王星が卒業する前にひと暴れするような感覚が12月まではあり、うお座の象徴する「感情」において、痛みが溜まっていると、それが問題になることもあるときです。

11月26日〜12月15日は、さらに思考や伝達の星・水星もいて座で「逆行」するので、スピーディに進みすぎていたものは考え直すような機会にして。

12月7日〜2025年2月24日は、火星が「逆行」し、情熱的に動いていく

12月7日には今度は、しし座で行動や戦いの星・火星が「逆行」を始めます。11月20日に冥王星が入ったみずがめ座とはしし座は対極の星座。「自由でフラット」な一方、情熱の見受けられないみずがめ座的な価値観に対し、しし座が創造性を求めて、果敢にアタックしていくようなところがありそうです。火星の「逆行」は、2025年2月24日まで続くので、この期間は、クリエイティヴであろうとがんばる人があちこちに出現しそうです。

ただ冥王星の入ったみずがめ座の「自由・平等・博愛」であるとか、「合理性」であるとかの価値観は、2025年1月20日に太陽が、28日に水星がみずがめ座に入り、31日にみずがめ座の守護星の天王星が「順行」すると、さらに強まっていくでしょう。無駄と判断されたものは排除されていくので、権威であったものもあっという間に、その座を追われるなんてことも。時代の転換点にあることを多くの人が実感する。そんな半年となりそうです。

2024年の冥王星の移動を呼び水に春からはさらに扉がひらいていく

実は、来年は、3月の海王星、5月の土星に続き、6月に木星、7月に天王星も星座を動きます。木星は毎年のことですが、天王星は2018年以来、おうし座に滞在してきたものが移動し、ふたご座に入ります。2024年の冥王星の移動が呼び水となり、2025年の春から初夏にかけて、さらに扉がひらいていくというイメージがあります。古い価値観を手放し、自らの直感に従っていくことがとても大切な時期なのです。大きく始めようとせず、小さなアクションを起こしましょう。自分の心の喜びに従いましょう。同じ理想をもつ人たちとつながりましょう。さまざまなことが起こるかもしれませんが、それを助け合って、乗り切っていきましょう。

マインドフルネス占星術
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占い・文/Saya

Saya
『ヨガジャーナル・オンライン』の毎月の星占いでもおなじみのSayaさんが占星術と出会ってから、読んできた占星術の和書を紹介した極上ブックガイド。著者や訳者を中心に、鏡リュウジさん、松村潔さん、SUGARさんら占星術家や研究家、セラピストに会いに行き、対話を重ねている。占星術の世界を概観したい初学者、学びの道のりを整理したい中級者にも。/『占星術ブックガイド~星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集(説話社)

アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。

イラスト/maegamimami

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イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。

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アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。



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