Sayaの星占い(おひつじ座)/2024年後半の運勢
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
おひつじ座/2024年後半の運勢
組織でやっていく? それとも自由に? 自分らしさを考える半年に
2008年以来、変容の星・冥王星は、おひつじ座さんにとっての「キャリアやライフワーク」の部屋に長く滞在していたので、この15、6年で、おひつじ座さんの社会との関わり方は大きく変わってきたのではないでしょうか。たとえば、以前はフリーランスや自営業など、単独で動くタイプだったのに、今は、組織でポジションを得ているというように。ただ、2023年と2024年は、次の「仲間や未来」の部屋にも冥王星が訪れたために、もっと自由になれないのかという思いも抱いているかもしれません。
2024年の9月2日〜11月20日は冥王星が「キャリアやライフワーク」の部屋に戻ってきますが、この2ヶ月半がラストの滞在になるので、さまざまな思いが去来しそうです。トップからのプレッシャーもありそうですし、自分はこのまま組織でやっていきたいのか、それとも自由になりたいのか。現場にいたいのか、管理職になるべきなのかなど、さまざまな決断を求められることがあるかもしれません。そして、11月20日に冥王星が「仲間や未来」の部屋に入り切ると、よりチームの連帯や仲間とのフラットなつながりを重視した選択をしていくことになりそうです。たとえば、正社員だったけれども、週に2、3回だけの契約に変えるというようなことも考えてもいいのかも。10月17日のおひつじ座の満月ではあなたの心に宿る思いを見つめてみて。
ただ11月26日〜12月15日は、思考や伝達の星・水星が「逆行」することから、理想を実現しようとしても、なかなかうまくいかないかもしれません。また、12月7日に守護星の行動や戦いの星・火星が「恋愛や創造、子ども」の部屋で「逆行」を始めると、もっと創造的でありたいという願いのもと、苦労を重ねることにもなりそうです。火星の「逆行」は、2025年2月24日まで続くので、それまでは苦労しながらも、きっと輝きを発揮できることでしょう。
3月には境界を溶かす星・海王星が、5月には現実化とルールの星・土星がおひつじ座にやってきます。思いがけない事態も起こりやすいとき。見えない壁=ガラスシーリングを感じることも多いかもしれませんが、自分の軸がブレなければ、解決の道は見えるはず。「自分らしさ」とは何なのか、徹底的に考える半年となりそう。
占い・文/Saya
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
AUTHOR
Saya
アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。
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