Sayaの星占い(おうし座)/2024年後半の運勢
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
おうし座/2024年後半の運勢
ガムシャラなやり方は手放し、切り替えつつ、愛の輝きを発揮
2008年以来、変容の星・冥王星は、おうし座さんにとっての「ステップアップ」の部屋に長く滞在していたので、この15、6年で、社会的名声を得るために、とても強い気持ちで、地道な努力を重ねてきたおうし座さんも多いのではないかと思います。とくに、おうし座さんの場合、2018年から自分の星座に自立や変革の星・天王星も滞在していたので、頼りたくても頼れない、甘えられない状況もあったかもしれません。
2024年の9月2日〜11月20日は冥王星が「ステップアップ」の部屋に戻ってくるため、以前と同じパターンにハマりやすいところがあるでしょう。仕事や学びをただガムシャラにこなして、前に進むしかないと思い込みやすいとき。でも、この2ヶ月半の滞在を最後に、冥王星は、おうし座さんにとっては、「キャリアやライフワーク」の部屋に入ります。ここには2023年と2024年にも冥王星が訪れていますが、今回は、今までの長い、長い努力の日々を経て、新しくやりたいことが見えてくるような、そんな感覚がありそう。11月16日のおうし座の満月は、そのきっかけとなるはず。
ただ11月26日〜12月15日は、思考や伝達の星・水星が「逆行」します。焦る気持ちがありながらも、なかなか進展しないもどかしさも。また、12月7日に行動や戦いの星・火星が「居場所」の部屋で「逆行」を始めると、思いどおりにならないことがプライベートでたくさん出てくるかもしれません。火星の「逆行」は、2025年2月24日まで続くので、その間、物ごとを前に進めようと無理するよりも、何も決まらない時間を逆に楽しんでしまうような、余裕や頭の切り替えが大切になるでしょう。
3月には境界を溶かす星・海王星が、5月には現実化とルールの星・土星がひとつ前の部屋にやってきます。あなたのなかにも、「変わらなくては」という思いが芽生えてきそうですし、7月には頭上の天王星がいったんおうし座を去ることになります。古いパターンを手放し、新しい自分になりましょう。もっと自分を大事にすることを考えてみましょう。何もかもひとりで背追い込むことなく、助けてくれている人たちに感謝し、もともとのおうし座さんらしい愛の輝きを発揮していきましょう。
占い・文/Saya
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
AUTHOR
Saya
アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く