豪ヨガカップルに聞く「愛に満ちた結婚生活」を長続きさせる方法
ほかにも、私たちの結びつきを保つのに役に立っていることがあって、それは何度も繰り返しお互いを意識的に選び直すことです。私がトレーニングのために遠出したり、長期間にわたって家を離れるときなど、私は「ひとりであれる」という自分の内側の力を再発見し、私はパートナーを必要としていない、私は充足している、私は自分ひとりで満ち足りているということを、とても強く感じます。それでも、また家に帰ってくると、ハリーをあらためて選び直すというこの選択を存分に味わうのです。私の生活は彼と共にあることで豊かに感じられます。愉しいものになります。喜び、笑い、親密なかかわりを持つことができる。彼と一緒だと、そういう機会をたくさん持てるようになるんです。
愛を維持することは、私たちにとって現在進行形のプラクティスです。すごく上手く行く日もあるし、難しい日もある。子供を持って以来、すごく役に立っていることがひとつあって、それはちょっとした瞬間にマインドフルネスを取り入れることです。たとえば、もしハリーが私にお茶を入れて持ってきてくれたり、手作りの美味しい食事を目の前に置いてくれたりしたとき、身ぶりで示しながら私はその瞬間に没入します。そうやって、差し出されたものを受け取るんです。ほかには、私たちが友達と一緒に出かけているときなどにやるのが好きなことがあって、それは何かというと、たとえば部屋の向こうの方にいる彼のことを、こちらの端から見つめたり、彼といい会話をしているな、と思えるときには、彼の言葉に本当に真剣に耳を傾けたりするんです。そういうことをするのが好きです。お互いにたいして、私たちの受け取っている贈り物や私たちの直面している困難に対して、常にマインドフルに向き合うことで、何事も当たり前のものとして受け取ってしまうのではなく、むしろ共にあるその瞬間その瞬間を、もっともっと十分に味わうことができます。
ヨガは、長年にわたって、柔軟な体作りということにおいて素晴らしい役割を果たしてくれています。おかげで、私たちは、力強さや、地に足がしっかりついているという感覚を得ることができています。ですが、人生に対してヨガが与えてくれるものとして何よりもかけがえのないものは、日々、私たちが為すすべてのものごとをヨガの延長として捉えることができるようになるというところなのです。私たちの人生には、「気づきの光」の当たらない暗い隅はないのです。
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