「遊びすぎた!」疲れを翌日に持ち越さないための【ぐっすり睡眠】に導く「リラックスストレッチ」
行楽シーズンとなりました。夏休みに遠出を計画している人も多いのではないでしょうか。今回は、楽しいお出かけから帰った後、疲れを残さないための方法をご紹介します。簡単なストレッチでぐっすり眠れる身体を作り、明日に備えていきましょう。
長時間の移動で疲れが溜まる理由
長時間のドライブや移動は、普段よりも同じ姿勢のまま過ごす時間が長くなると思います。そんなとき身体の中でも特に負担がかかるのが腰。なぜなら、同じ姿勢をキープすることは、想像以上に筋力と体力を消耗しているから。自分の体重を揺れから支えなければならず、その姿勢を保とうとする力みが腰に負担となり、腰痛を引き起こしてしまうのです。
また、車の運転の場合、ドライバーは右脚を多く使うため、骨盤周りや腰回りの筋肉が偏った緊張を強いられてしまいます。運転をしない場合でも、骨盤が前後に倒れていたり、脚を組んだまま長時間座って過ごすと、腰痛の悪化や痛みを感じることになります。
帰宅したら筋肉を緩めてからお休みを
外出から疲れて帰ったあとは、そのまま休みたくなりますが、ストレッチやヨガなどで筋肉を緩めて血流を良くしてから睡眠を取ることをおすすめします。身体の疲労物質が流れやすくなるので、回復が早まります。
季節の変わり目は寝具の見直しを
また、この時期に忘れたくないのが、寝具の衣替えです。洋服の衣替えに取り掛かっている人は多いと思いますが、実は寝室の環境も睡眠の質を支えるうえでとても大切な条件となります。
いまだに冬物のパジャマを着たり、厚手のシーツを使用していると、夜中暑くなってお布団がかかっていない、なんてことも。人は夜中にコップ1杯分の汗をかく、と言われていますが、暑いなと感じる=寝苦しい環境となっています。
寝苦しい環境のままでいると、副交感神経と交感神経優位が逆転してしまい、夜中に目覚めてしまったり、朝なんとなく疲れが取れていないな、と感じる原因にもなります。
疲れを翌朝に持ち越さない「巡りを整えるヨガ」
1、正座の姿勢で座ります。お尻を右にずらし、両手を体の横の床につきます。
2、息を吸って右手を上に伸ばし、吐きながら身体を左側に倒します。
3、慣れてきたら、呼吸とともにお尻を根付かせるようにし、床についた指先でも押して、体側の伸びを深めていきましょう。
4、吸いながら身体を起こし、吐いて手を下ろします。
5、反対側も同様に行います。
6、チャイルドポーズになりましょう。正座の状態からお尻をできるだけつま先の方に引き、かかとに重く身体を預けていきます。お腹と太ももを近づけ、両手は自然に前に伸ばし、おでこを床につけ、ゆったり深呼吸をしましょう。
7.両手を膝の真横に置き直し、上半身を起こします。目線をお腹に向けて背中を丸めましょう。
8、背中が伸びたなと感じたら、両手をお尻のそばに近づけて、息を吐きながらさらに背中を丸めましょう。頭の力は抜いて、首の後ろ側も緩めていきましょう。
詳しい説明は、こちらの動画からご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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