身体も脳も休めて睡眠の質を劇的にアップ!ガチガチの背中がゆるむ背中ストレッチ
寝ても覚めてもガチガチな背中。特に寒い季節は筋肉が硬くなり、背中の不調を感じる人が非常に多いです。そのままの状態で寝ると睡眠の質が悪くなるため、その日の疲れはその日のうちにリセットしましょう。今回は背中の筋肉をゆるめるストレッチをご紹介します。
冬に背中がガチガチになる理由
寒さを感じると、人は身体を守ろうとして無意識のうちに首や肩まわりにギュッと力を入れてしまいます。また、重ね着や厚着により衣類も重くなるため、肩や背中への負担は増えます。冷えにより首・肩・背中の筋肉が硬くなりやすい上にそうした負担がかかることで、血行が悪くなっていきます。血行が悪くなるとさらに筋肉は硬くなり、老廃物も流れにくい状態に。背骨は自律神経の通り道ですので、背中の張りが強いと自律神経のバランスが乱れ睡眠の質も低下してしまいます。
睡眠の質
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、日中眠くて仕方がない、寝起きに疲れが取れていない、などの自覚がある人は、睡眠の質が悪い可能性があります。睡眠の質が悪いと以下のような不調を引き起こすリスクがあります。
● 身体の疲労が取れない
● 脳の疲労が取れない
● 集中力が下がる
● 落ち込みやすくなる
● 免疫力が下がる
● 身体が冷えやすくなる
睡眠の質を悪化させないためにも、ガチガチになっている背中をほぐすことが大切です。ゆったり呼吸をすることで自律神経のバランスも次第に整っていきます。お休み前にその日の緊張をほどき、身体の力を抜いて脳もリラックスモードにしてあげましょう。
睡眠の質が劇的にアップ!ガチガチの背中がゆるむ背中ストレッチ
今回は背中の筋肉をゆるめるストレッチをご紹介します。正座の状態からうつ伏せになり、背中をゆるやかにストレッチして緊張をほぐします。背中の張りが取れて背骨の動きも良くなり、その日の疲れがスーッと取れていくのを感じてみてください。
<やり方>
1)正座の状態から背中を丸めておでこを床につける。両手の甲は足の両サイドにおろして、肘を軽く曲げて背中や腕の力を抜く。
うつ伏せでおでこを床につけた状態は、頭の重さを支えていた首と頭の筋肉も完全にリラックスさせてくれます。
2)両手を前に移動させ、指先を立てる。目線を指先に向けたり床に向けたりしてゆるやかに背骨を動かす
両腕を前に伸ばして手をつく位置や目線を変えていくことで胸椎や体側が気持ち良くほぐれていきます。
3)目線を指先に送りながら両手を左側に歩かせ、目線を床に向けて両腕の間に頭を沈め、右の体側を伸ばす
4)目線を指先に戻して両手を右側に歩かせ、目線を床に向ける
このストレッチを続けると、脳もお休みモードに入り、眉間に意識が向くことで睡眠ホルモン分泌に関わる松果体や成長ホルモン分泌に関わる下垂体も刺激されますよ。
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AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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