【自律神経も整う】寒さでバキバキになった背中を緩める!背中ほぐし3ステップエクササイズ
寒くなってくると体をかがめる姿勢が増えたり、寒さで背中にも力が入りやすくなり背中がテッパンのようにバキバキに硬くなると感じる方はいませんか?冷凍されたお肉のようにガチガチになった背中の筋肉はすぐにほぐすことはできません。ガチガチになる前に少しずつ動かして、柔らかく筋肉を緩めておきましょう。
バキバキの背中、放置していませんか?
寒い冬になると寒さを我慢するために肩をすくめたり、背中を丸めたりして背中全体の筋肉が固まりやすくなります。その硬さを放置していると、様々な不調につながる可能性もあります。
● 首コリ、肩こり、背中のこりなど
● 背中の動きが悪くなることで、その動きを代償するために腰や股関節が負担を追い痛みや不調が出やすくなる
● 背骨の自然なカーブが保たれず、姿勢が崩れやすい
● 呼吸の際に動かされる筋肉の柔軟性が失われ、呼吸が浅くなりやすい
● 背中全体の結構不良により、代謝が悪くなったり、さらに寒さを感じやすくなる負のループ
● 自律神経の乱れ
脳からの指令は、様々な神経を経由して筋肉や内臓に届けられますが、その神経が通っているのが背骨。背中が硬くなると背骨の動きが悪くなり、神経伝達にも影響が出る可能性があるため、背中の硬さは全身の不調にもつながると言っても過言ではないのです。
バキバキの背中をほぐす3ステップエクササイズ
背中を丸めるエクササイズを四つん這いの姿勢で行うとお腹の力(体幹)が抜けてしまい、腰を痛めやすくなります。今回ご紹介するエクササイズはお腹に力を入れながら背中を丸めることで、腰痛の方でも安心して行えるエクササイズです。
背中の硬さを緩めることで、呼吸が深くなったりリラックス効果も期待できます。今回3つのエクササイズをご紹介しますが、忙しいときは1つだけでも十分ですので、取り入れてみてください。
正座の姿勢で背骨ほぐし①(背骨の下の方が動きやすいエクササイズ)
<やり方>
1)正座の姿勢で座り、両肘から下の前腕と手のひらを床につく。正座がつらい場合は、膝を開いてもOK
2)上半身を右斜め45度に向けて、体を右側にカーブさせたら、その姿勢のまま背中を丸める、反らせるを呼吸に合わせて5回繰り返す。息を吐く時に背中を丸めて目線を下に。息を吸う時に背中を反らせて目線を斜め上に向ける
3)右側が終わったら、反対側も同様に行う
正座の姿勢で背中ほぐし②(背中の真ん中が動きやすいエクササイズ)
<やり方>
1)正座の姿勢で座ったら、手のひらを床につく。
2)上半身を斜め45度に向けて、体を右側にカーブさせたら、その姿勢のまま背中を丸める、反らせるを呼吸に合わせて5回繰り返す。息を吐く時に背中を丸めて目線を下に。息を吸う時に背中を反らせて目線を斜め上に向ける
3)右側が終わったら、反対側も同様に行う
前腕をついている①の動きより、背中の真ん中辺りが動かしやすいのを感じましょう。
3.うつ伏せで背中全体ほぐし(背中全体を動かすエクササイズ)
<やり方>
1)うつ伏せになったら、肩の下に肘から下の前腕をつけ、脚は腰幅~肩幅程度に開く
2)息を吐きながら目線をおへそに向けて、腹筋を使って背中を天井方向に持ち上げて上半身を丸める。肘と膝で体を支えながら上半身全体をマットから持ち上げる姿勢。
3)息を吸ってお腹をマットにおろし、目線は斜め上を見る。この動きを呼吸に合わせて5回程度繰り返す
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く