ヨガ✕香りで心と体をゆるめる!ヨガフェスタ「AYUSヨガ」開催レポート
去る9月15日〜17日の3日間、パシフィコ横浜にて、アジア最大級のヨガイベント「ヨガフェスタ」が開催されました。ヨガジャーナル特別クラスでは、アロマアドバイザーの資格を持つ2人の人気インストラクターがリレー形式で「香りで心と体を目覚めさせる!AYUSヨガ」を指導。心地よい香りに包まれたハートフルなレッスンをレポートします。
ヨガと香りの関係って?
ヨガと香りは、お互いの効果を高め合う相乗効果の関係があります。香りを感じる嗅覚は、情動や本能を司る大脳辺縁系(感じる脳)に直接つながっているため、心にダイレクトにアプローチ。気持ちをパッと切り替えることができ、ネガティブな感情を手放しやすいメリットがあります。また、心地よい香りが漂っていると「いい香りを吸いたい!」という意識が働き、自然と呼吸が深まります。呼吸が深まると、交感神経と副交感神経の自律神経のバランスが整い、心が安定。さらに、鼻から吸い込むことで、アロマの有効成分が肺に届き、肺胞から血液を通して全身に作用。心身のバランスや治癒力が高まります。
アロマが香る環境でヨガを行うと、こうした香りの効果を得ながら、心穏やかに、無理なく全身を緩めていくことができます。さらに、ヨガ中、香りに導かれて呼吸が深まることで、体と心の深い部分までリラックスでき、いつもよりもアーサナをとりやすくなり、ポーズの効果を、グッと高めることができるのです。
今回のヨガクラスでは、ジャスミン&ラベンダーの香りと、ゼラニウム&ナチュラルローズ2つの香りを取り入れて、より深く呼吸しやすい空間を演出。フレアフレグランスAYUSの衣料用リフレッシュミストの香りを活用しました。
アロマヨガレッスン、癒しの香りで体を緩めることからスタート
レッスンの前半を担当したのは、明るい笑顔と丁寧な説明に定評があるヨガインストラクターの池田莉子先生。
ジャスミン&ラベンダーの心安らぐ香りとともに呼吸法から、愛をテーマにしたレッスンが始まりました。安楽座で座り、目を閉じ、背筋を伸ばしてゆっくりと深呼吸。吸う息でアロマのいい香り、きれいな空気をたっぷりと体に取り込み、吐く息で、体の中のいらないもの、日常の中の辛い出来事などを、遠くへ遠くへと吐き出していきます。次に、両手を胸にあて「いつもたくさんの愛をくれる家族や友だち、周りの人たちに感謝の気持ちを込めながら、吸う息で、さらにたっぷりと胸に空気を入れましょう」。
莉子先生のやわらかな声と香りに導かれながら、心を穏やかに整えたところで目を開けて、上半身をストレッチ。両手を頭上で組み、背骨を伸ばしながら前後左右に、ゆっくり上半身を動かし、背骨や胸元の緊張をほぐしていきました。
上半身の次は、下半身もケア。足指から足裏、足首、ふくらはぎ、太ももと、脚全体を丁寧にマッサージしていると会場から「イタタ…」という声が。「痛さは体からの信号です。足裏や脚を、毎日触ってあげ、ご自分の足元を大切にしてあげてください」と莉子先生。
続く「合蹠のポーズ」では、上半身をゆっくりと前へ倒しながら股関節を十分に開いて滞りがちな下半身のリンパや血液の流れを促進。そうして全身の滞りを流してから「ダウンドッグ」「チャルドポーズ」で、さらに体の余計な力みを取り除いていきました。レッスン後半に行われた「ハイランジのポーズ」では、隣の人と両手を合わせて押し合い、お互いのパワーを感じ合うシーンも。「アロマの香りを感じて〜」という莉子先生の言葉に促され、レッスン中、くり返し行われた呼吸によって、心身のバランスが整えられた参加者の穏やかな表情がレッスンの心地よさを物語っているようでした。
このレッスンを担当したのは…池田莉子先生
モデル、ヨガインストラクター、アロマアドバイザー。新体操の選手として活躍後、ヨガを学ぶ。現在、モデルとして雑誌やCMなどに出演するほか、ヨガティーチャーとして、ヨガの魅力を楽しく伝えている。アロマアドバイザーの資格を活かしたアロマヨガのクラスも人気。
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