見た目でわかる【おいしい白菜の選び方】と鮮度が落ちにくい使い方を管理栄養士が解説
寒い時期には鍋料理が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。鍋に入れる野菜として代表的な白菜。見た目でおいしいものを見分けるポイントを知っていますか?今回は、見た目でわかるおいしい白菜の選び方やおいしさが落ちにくい使い方、よくみる黒い点の正体について紹介します!
見た目でわかるおいしい白菜の選び方
ポイントは3つです。
巻きがしっかりしている。
外側の葉が全体を包むように巻いているものがおすすめです。
外側の葉の色が濃い。
葉の色が黄色や茶色になっているものは鮮度が落ちている可能性があります。
切り口がみずみずしい。
芯の色が白いものを選ぶようにしましょう。またカットされてるものは、断面の中心部が盛り上がっていないものの方が新鮮なものになります。
見た目以外には、持ったときにずっしりとした重みがあるものもおすすめです。
おいしさが落ちにくい使い方
白菜は大きくなる過程で、外側の葉から内側へ栄養素を送る性質があります。収穫された後でも、外側の葉から中心部に栄養素が送られていきます。そのため、内側から使うことでおいしく食べきることができます。すぐに使い切らない場合は、芯に切り込みを入れ、成長を止めるのも効果的です。カットして水分はふき取り、冷凍保存することもできます。
また、新鮮な芯の部分にはうま味成分のグルタミン酸が多く含まれています。上手く活用しておいしく食べましょう!
よくみる黒い点の正体は?
白菜の表面に黒い点が出ているものはよく見ますが、黒い点の正体はポリフェノールです。ゴマ症と言われますが、カビなどではないため、食べても問題はありません!
※ポリフェノール:ほとんどの植物に含まれる苦味・色素の成分。強い抗酸化力があり、生活習慣病の予防に効果がある。
ゴマ症は、気温差や肥料が多いなど栽培された環境が原因のストレスによるものです。収穫時期の遅れや、収穫後の長期にわたる低温保管でも発生することがあります。冷蔵庫での長期保管には注意してください。
おいしい白菜を選び、鍋物で体の中から温まりましょう!
【参照】
ハクサイ|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ
白菜 | JA常総ひかり
ポリフェノールの種類と効果と摂取方法 | 健康長寿ネット
ハクサイ | JAグループ福岡
ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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