【完璧主義、自己批判しがちな人に】肯定する力「自己受容」を高める方法を精神科医が解説

こんにちは！精神科医しょうです！

「また失敗してしまった…本当にダメだなあ…」
「どうして私は周りと比べてこんなに上手にできないんだろう…」

毎日を生活しているとこんな風に自分を否定してしまったり、失敗やミスをなかなか肯定的に捉えることができない、なんて経験がありませんか？「完璧じゃないと自分を認められない」「周りと比較しすぎて自分を否定してしまう」こうなってしまうと、どうしても自分が苦しい思いをしてしまいます。ではどうすれば、良いのでしょうか？それは「自己受容」を高める事なんです。

1 自己受容とは？

簡単にいうと自分自身の欠点や過ち、弱点や限界を認めつつ、それを否定せずに受け入れることを意味します。「こんな欠点や弱い部分も含めて自分なんだ」と自分自身を肯定し、自分を受け入れることなんですね。

2 自己受容を高めるメリット

では自己受容を高める事で、どのようなメリットがあるのでしょうか？

①過度な自己批判やプレッシャーの軽減

1つ目のメリットとして、「自己批判やプレッシャーの軽減」があげられます。自己受容を高めることで全ての事が完璧ではなくても、しっかりとできた事や上手くいった部分に目を向けることができます。そうすることで、「完璧にできないと意味がない…」「いつもミスはできない…！してはいけない！」このような過度な自己批判やプレッシャーを軽減することができるんですね。

②心の安定や余裕に繋がる

2つ目のメリットとして、「心の安定や余裕に繋がる」という事があげられます。自己受容が高まると、周囲の批評や周りと比較をすることが少なくなります。周りを気にしすぎず、自分自身で自分の事を受け入れることができるんですね。周囲の声や評価に振りまされず、毎日を生活できるのはまさに心の安定や余裕につながると言えるのではないでしょうか？では、自己受容を高めるためにはどうすればよいのでしょうか？

3  自己受容を高めるコツ

方法は他にもあるのですが、今日は簡単なコツを2つ紹介しますね。

①自分に優しく接する

自己受容が上手くできないという方の特徴の1つとして、どうしても自分に厳しすぎたり、自己批判が強いといった傾向があります。そのため、少しずつで良いので時には「自分に優しく接する」という事を意識して見てほしいんですね。例えば、しっかりと自分を癒す時間を作ってみたり、自分が今日できた事を寝る前に紙に書き出してみる。こういった時間を作ることで自分を労わり、周りと比べずに自分のできた事を素直に認めてあげる事ができるようになっていくはずです。

リフレーミングを習慣化する

リフレーミングをすることで失敗やミスなど、否定的になってしまう出来事ができた時も、肯定的に捉えることができるようになります。そうすることで、過度な自分への自己批判を無くすことができるんですね。例えばリフレーミングを使うことで

「仕事で失敗やミスをしてしまった→貴重な経験ができた」
「何か問題が発生してしまった→これは成長できるチャンスかも…！」

このように考え方や捉え方を変えることができます。急には難しいと感じるかもしれませんが、意識して習慣化してくことで、かなり効果を実感できるようになるはずですよ。

まとめ

今日は自己受容についてまた自己受容を高めるメリットとコツについてお話しました。自分に厳しすぎたり、周囲の評価を気にしすぎて苦しんでいませんか…?もし少しでも心当たりを感じた方は、自己受容を高めることでその悩みを解消していきましょう。