【5月の紫外線に要注意】「食べる日焼け止め」日焼け対策に期待できる野菜とは?
食べる日焼け止め「ファイトケミカル」のパワー
彩り豊かな野菜などの植物がもつ「ファイトケミカル」のチカラをご紹介します。
野菜などの植物は、強い紫外線や害虫などの危険が迫っても逃げることができないため、それに闘うべく培ったパワーを持っています。ファイトケミカルとは、植物がもつ色や香り、辛味、渋みなどの成分のこと。ファイトケミカルを含む食材を食べると、今度は自分たちのカラダを守るためにファイトケミカルが働くようになるんです。抗酸化力、免疫力アップや、紫外線予防にも繋がると言われています。
そういった自分の身を守るために植物がもっているビタミンやミネラルなどの栄養素とは別の成分を「ファイトケミカル」と呼びます。
ファイトケミカルには「ポリフェノール」や「カテキン」など様々な種類があり、それぞれに違った効果を持っていますが、共通してみられる効果に「強い抗酸化作用」があります。そのため、ファイトケミカルを含む食物は、“食べる日焼け止め”ともいえるのです。
濃い色の野菜
かぼちゃ、トマト、ブロッコリー、にんじんなど。
ブロッコリーには、ビタミンC・E・Aを多く含んでいます。またスルフォラファンという物質にも抗酸化作用があり日焼けのダメージ回復を促進する効果があると言われています。
トマトは、抗酸化力がつよく、美肌やシミ予防に嬉しいリコピンが含まれていますよ。
ハイカカオ
チョコレートの原料のカカオ豆は、ガーナなど西アフリカ、東南アジア、中南米という赤道直下の平均気温27度以上、日差しが強く暑い場所で栽培されている植物です。カカオ豆は、紫外線を多く浴びる環境で育っている植物であり、ファイトケミカルである「カカオポリフェノール」を含んでいます。抗酸化作用が高く、紫外線で起きる肌のバリア機能低下を防ぐ効果があると言われています。カカオ好きな方も多いと思いますが、カカオに紫外線対策にも作用があるだなんて嬉しいですね。
カカオを選ぶ時は、カカオ含有率が70%以上のハイカカオを選んでくださいね。ただし、カカオ含有量の多いチョコレートはカカオが多い分、糖分やミルク分は少ないですが、脂質が多くなるので、食べ過ぎには注意が必要です。
「食べる日焼け止め」と呼ばれる植物のファイトケミカルのチカラをもつ食材たちを、上手にカラダの中に取り入れて、カラダの中からも紫外線対策の習慣をして、健やかなカラダづくりをしていきましょう!
AUTHOR
佐藤 舞
豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。
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