【寝つきが悪い人必見】寝つきが劇的に早くなる!手足グーパー体操
皆さんはベッドに入ってすぐ眠りにつくことができますか?眠いのに眠れない時間はつらく、翌朝の疲労感の残りにもつながってきますよね。実はベッドに入る前に手足を温めるだけで寝つきがグッと早くなるのです。なぜ寝つきが良くなるのか、体温と睡眠の関係を踏まえて解説します!
体温について知ろう!
体温とは文字通り体の温度のことを指しますが、体の表面温度は皮膚温と言います。皮膚温は体の中心から離れるほど低くなりやすい特徴があります。つまり、末端にある手足は季節や環境の影響を受けやすく、冷えを感じやすいのです。
一方、脳や臓器など体の内部の温度のことを深部体温と言います。内臓の働きを守るために環境の影響を受けにくく一定に保たれています。臓器が安定的に働き続けるために熱を生産しているため、深部体温は私たちがよく測る脇の下の体温より約1℃ほど高いと言われています。
体温と睡眠の関係
体温は一日の中で変動し、日中になるにつれて上がり夜になると下がりはじめます。私たちは深部体温が適切に下がることで深い眠りにつくことができるのです。しかし、深部体温が適切に下がらないと、夜になっても体が下がらないと脳が活動的な状態だと認識してしまい、ベッドに横になってもなかなか寝付けないという現象が起きてしまいます。
寝つきを早くする方法とは?
寝つきを良くするためには、ズバリ、手足の表面温度を上げるのがポイントです。表面温度が上がることで相対的に深部体温が低下し睡眠スイッチが入り、寝つきが良くなります。
手足の表面温度を上げるためには、温め・血流を良くしてあげることが効果的です。また横たわって体を水平にすることで、重力で戻りにくかった血液が体の中心へ戻りやすくなるので、今回ご紹介するグーパー体操はベッドに入ってすぐ行うことが効果的です。
就寝時にやって欲しい!手足グーパー体操
準備
1)仰向けで寝る
2)手の甲、足の甲を優しくさする
3)手首、足首を5周づつ回す
グーパー体操
1)仰向けの姿勢のまま、つま先を天井に向ける
2)手足ともに指を内側に丸めグーを作る。少し強めに握り5秒キープ
3)脱力する
4)手足の指を同時に大きく横に広げパーを作る。こちらも5秒キープ
5)脱力する
▼ 動きを動画で確認したい人はこちらからどうぞ ▼
参考:ヒトの体温調節と睡眠 内山真・降籏隆二
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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