「鏡を見ることが減った」ケイト・ウィンスレットが語る、ありのままの自分を受け入れる大切さ
子どもの頃から体型を理由にいじめを受けてきたというケイト・ウィンスレット。その経験を公の場所で告白、人の身体を揶揄することや笑いものにすることを批判してきた。またありのままの自分を受け入れる大切さを女性たちにアピールしている。
体型だけでなくエイジングについても自然体のケイト。あるインタビューの中で美容法について触れている。ケイト曰く「年を重ねるにつれて、鏡の前に座ったり化粧品のボトルに手を伸ばしたりする前に健康が先だと学んだ」。そもそも年々、鏡を見ることが少なくなっているという。「20代の頃はおそらくもっと自分のルックスについて考えていたと思う。でも年を取るにつれて自分の外見よりも大切なことが出てくる。そちらの方が気になるから鏡を見ることが減ってきたんだと思う」。
大切なこととは、家族や仕事、子どもたち。ケイトは「最近の私の美へのアプローチは、幸せで健康的でありたいというところからきている。それに自分が一番いい気持ちになれるのは、いい母親であると感じられるときや、仕事でベストを尽くしているとき。そして家族を愛しているとき」と語る。この言葉に共感する人も多いはず。でも仕事や家族のことを大切にするあまり「自分」を後回しにしてしまっている人も多いのでは? ケイトはこうアドバイスしている。「自分のことを一番に考え、他の人のことも考える。そうできればもっといいはず。それは私が年齢を重ねてきたからこそ身につけることができたこと」。自分をないがしろにしないで、とケイトは話す。
自分を大切にする中で彼女がまず心がけているのは「睡眠をとること」。「疲れていたりストレスを感じたりしていたらどんなにメイクをしても髪を整えても顔に出てしまう」。健康でいるためにはまず睡眠時間を確保すること。さらに「どんなに疲れていても絶対にメイクは落とすこと」を自分に課しているという。また年を重ねるにつれて彼女が大切にするようになったのは「体のスキンケア」。顔に比べて体のスキンケアは軽くなりがちだけれど、ケイト曰く「昔よりも体を保湿することを心がけている」。一度カサカサになってしまうとますますケアが面倒になりどんどんカサカサに。そんな悲しい経験をしたこともある人も多いはず。それを防ぐためにもカサつく前にこまめにケアするという。
「40代の美は人としての深さと経験。そしていい習慣から作られる」と語っているケイト。自分の経験から心地よくいられる行動や体調や肌がベストにキープできる習慣がわかってくるのが40代。ケイトのようにベストな自分を作るための自分だけの習慣を見つけていきたい。
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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