「14歳の頃、自分の体を嫌いになり始めた」と語るエマ・トンプソンが、14歳の子供達に伝えたいこと

 「14歳の頃、自分の体を嫌いになり始めた」と語るエマ・トンプソンが、14歳の子供達に伝えたいこと
Getty Images
長坂陽子
長坂陽子
2022-06-28

多様な美しさの形があるのはわかっていても、自分の体型を受け入れるのは難しいもの。誰でもコンプレックスに思っている部位はあるはず。そんな人たちに大御所女優のエマ・トンプソンがアドバイスを送っている。

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あるトーク番組に出演したエマは「自分の体を嫌いになり始めたのは14歳の頃。その神経回路は私の心にしっかりと刻まれていると思う」とコメント、誰もが心のどこかに自分の体型をポジティブに捉えられない気持ちを持っていると語った。「笑うのはわかっているけれど、8歳の子どもたちが『自分の太ももが嫌い』ということを考えてみて」。ボディイメージに苦しむのは現代人の共通点とも言えると指摘した。

エマ・トンプソン
映画『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を受賞。当時33歳のエマ・トンプソン(左)。photo by Getty Images

「時間を無駄にしないで」

番組の司会者に「14歳の子どもたちにアドバイスはある?」と言われるとエマは「時間を無駄にしないで」とキッパリ。「体を気にすることで自分の時間を無駄にしたり、人生の目的を無駄にしないで。体はあなたの器であり、家であり、あなたの住む場所。それを批判することは無意味よ。絶対に無意味」とアドバイスした。同時に「批判しないようにするのは難しいけれどね」と悩むすべての人たちに優しい言葉も。理想の体のために無理なダイエットを続けた結果、摂食障害などで大切な時間、人生を失ってしまう事例は後を絶たない。エマの言う通り難しいことだけれど、器ごと自分を大切にする生き方を目指したい。

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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。



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