【旬を食べるパスタ】重ねて引き出す甘さと旨味『春キャベツとしらすのペペロンチーノ』

 【旬を食べるパスタ】重ねて引き出す甘さと旨味『春キャベツとしらすのペペロンチーノ』
山田直
山田直
2022-04-11

ヨガをしてスッキリした後に食べたい、目にも身体にも優しいごはん。そのレシピと、心地よく楽しんで作るためのヒントをご紹介します。

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春キャベツは甘さを引き出して

春キャベツ

豊富な水分量でみずみずしさが抜群の春キャベツ。もちろん生のままでもとても美味しく栄養価が高いのですが、たくさん食べるのはなかなか大変です。ですので、その水分を生かし、ゆっくり加熱してさらに甘さと旨味をじんわりと引き出すと、しっとり濃厚な料理として活かすこともできます。

今回は、春キャベツ、にんじん、柔らか新じゃがで簡単な重ね煮を作り、あますところなく旬を味わうペペロンチーノパスタに仕上げていきましょう。

※重ね煮とは?

①春キャベツの重ね煮を作る

重ね煮
まずは春キャベツと柔らか新じゃが、にんじんを加え、甘さ引き立つ重ね煮にしていきます。

【材料】

·にんじん‥‥‥‥‥ 小1本 (70~80g) 千切り細め
·じゃがいも‥‥‥‥ 中2~3個(200~250g) いちょう切り 5m幅       
·キャベツ‥‥‥‥‥  1/4カットほど(300~400g)短冊切り
·塩‥‥‥‥‥‥少々
·差水‥‥‥‥‥150ml

【作り方】
1. 鍋に3本指でつかむ位の塩を敷き、上図のように、キャベツ→じゃがいも→にんじんの順に重ねて、最後にも塩を振ります。

2. 差水を鍋ふちから入れ、火をかけ差水を少し温めてから蓋をし、弱火で12~15分ほど蒸し煮して出きあがり。

出来上がり
甘さと旨味がしっとりまとまった出来上がり。

②さっとペペロンチーノへ 

ペペロン
できた重ね煮で簡単パスタに。食材に火が入っているので温めるだけでOK。

にんにくで温めたオリーブオイルに唐辛子、できた新キャベツの重ね煮を適量としらすを入れて温めて、茹でたパスタと混ぜ、塩こしょうで味を整えればペペロンチーノに。

③さらにアレンジメニュー

残った重ね煮は冷蔵庫で4〜5日保存可能。それを使って簡単、時短のアレンジができます。

春キャベツのみそ汁

味噌汁
水に重ね煮を入れて温めてみそを溶かせば、出汁なしでも美味しいみそ汁に。

ポテトサラダ 

ポテサラ
重ね煮のじゃがいもを潰して、マヨネーズやマスタードとさっと和えだけ。

 クリームシチュー

クリームシチュー
ブイヨンに重ね煮とミルクを入れ、片栗粉でとろみをつけて甘く濃厚なシチューに。

春キャベツがあまったらたっぷりと

春キャベツがあまったら、たっぷりの重ね煮にしてみてください。キャベツから旨味がたっぷり出てとても美味しくなり、栄養価も逃さず食べることができます。生姜焼きなどに入れてもいいですし、ポタージュにもお勧め。春の体が緩む、旬の春キャベツ料理を楽しんでみてくださいね。

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AUTHOR

山田直

山田直

ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰



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