【人気ヨガ講師・更科有哉先生に聞く】40歳からアシュタンガヨガできますか?注意点は?

 【人気ヨガ講師・更科有哉先生に聞く】40歳からアシュタンガヨガできますか?注意点は?
Toshi Mayumi

いつかはトライしてみたいアシュタンガヨガ。とはいえ年齢や経験値が気になって踏み出せないという人へ、アシュタンガヨガのQ&Aや40代ヨギのリアルな声をお届けします!

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敷居が高いイメージは捨て、楽しさや恩恵を味わおう

アシュタンガヨガは、ほかの流派でもビギナーから体験することの多い「太陽礼拝」に始まり、立位、座位、逆転、フィニッシングと、呼吸に合わせて決まったアーサナを流れるように、ダイナミックに行います。そのぶん運動量が多く、筋力と柔軟性のバランス、心身のクリアリング効果も大きいのが特徴です。セルフプラクティスを基本とし、1stの「プライマリーシリーズ」から始まって、6thシリーズまで、今の自分の習熟度に応じて練習を進めていきます。自己練習の範囲はアーサナのプラクティスはもちろんのこと、生活レベルでのヨガ哲学の実践や調気法にまでおよぶため、そもそも「ヨガはアーサナを上手にとることが目的ではない」といったヨガの神髄も体感しやすいスタイルなのです。年齢層も幅広く、「体も心も人生も、アシュタンガヨガを始めて大きく変わった」という声も多数。そんなアシュタンガヨガの世界観、40代で始めた人たちの声に触れながら、ぜひ新しいヨガの扉を開いてみましょう!

教えて!更科先生 アシュタンガヨガQ&A

Q.アシュタンガヨガってどんなヨガですか?

A.八支則をベースに心身の成長を進めていく流派です
ヨガの経典『ヨーガスートラ』に書かれた八支則(アシュタンガ)に則ったプラクティスで、現在のスタイルはスリ・K・パタビジョイス師によって確立されました。八支則とは「ヤマ・ニヤマ(禁戒・勧戒)」「アーサナ」「プラーナヤーマ(呼吸)」「プラティヤハーラ(感覚のコントロール)」「ダーラナ(集中)」「ディアーナ(瞑想)」「サマーディ(悟り)」の8段階。師の指導とサポートを受けながら一歩ずつ、1アーサナずつ進んでいくなかで、体と精神の両面から鍛錬を進めていくのが特徴です。

スリ・K・パタビジョイス(1915~2009年)
アシュタンガヨガ創始者。個々のレベルに応じたところまでを自主的に練習する方法「マイソールスタイル」を広めた。

40歳からアシュタンガヨガできますか?
スリ・K・パタビジョイス(1915~2009年)
illustration by  Nanayo Suzuki

Q.「マイソール」「レッドクラス」とは、それぞれどんなクラス内容ですか?

A.自己練習か、全員で行うかの違いです
どちらもシークエンスは決まっていますが、「マイソール」は自分ができるところまで練習し、指導はマンツーマン。熟練度に合わせて先生から新たなアーサナを授かります。「レッドクラス」は先生のカウントに合わせて、全員が同時に行うスタイルです。そのため初心者の方は、実はレッドクラスより、マイソールのほうがおすすめなんですよ。

Q.ほかの流派にはない、アシュタンガヨガならではの特徴は、どんなところにありますか?

A.「動く瞑想」をいちばん味わいやすいスタイルです
途切れることなく流れるように動く「ヴィンヤサ」が最大の特徴。個々のアーサナだけでなく、アーサナ同士をつなぐ動きや呼吸のタイミング、エネルギーをロックするバンダ、目線(ドリシュティ)まで定められています。だから覚えてしまえば練習しやすく、動的瞑想も体感しやすいです。

Q.難しいポーズばかりで、進みが遅く、焦りそう……。自分なりに練習を進めるコツは?

A.自分の変化に意識を戻し無理せず“ゆっくり”と!
まわりと比べず、自分の変化にフォーカスを。焦るとけがにつながり、いいことは何もありません。どんなヨガでもそうですが、前に進むだけが目的ではないので“自分のペースでゆっくり”、とにかくこれに尽きますね。八支則の学びも深め、今の自分を「良い・悪い」とジャッジすることなく受け止めることが大切です。

Q.ズバリ!40~50代からでも、アシュタンガヨガを始められますか?

A.ミドル世代から始める方、実はとても多いんです!
上級アーサナのイメージから難しい印象をもたれますが、それは鍛錬を積んだずっと先の話。最初は基礎から始めて一歩ずつ進めるので、アシュタンガヨガはまったくの初心者でも、何歳からでも大丈夫です。初めての方こそマイソールに参加すると、どんなアシュタンガヨガの先生たちも、きっと喜んで練習に付き合ってくれるはず。とにかくゆっくり、じっくり進めてみてください!

40歳からアシュタンガヨガできますか?
photo by  Toshi Mayumi

教えてくれたのは…更科有哉先生
インド・マイソールKPJAYIにてSharath Joisに師事。2010年にアシュタンガヨガ正式指導者資格を与えられ本格的に指導を開始。現在は宮崎を拠点に活躍。『男のヨガ』(宝島社)なども監修、2018年にはTBS系列「情熱大陸」にも出演。

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photos by Toshi Mayumi
text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.79掲載

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