LIFESTYLE
複数のパートナーを愛するポリアモリー向けサービスの台頭からわかること
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愛とテクノロジーの変化
現在、マッチングアプリによって恋愛の「出会い」が進化し、これまで出会うことが難しかったマイノリティ同士がつながりやすくなりました。ポリアモリーの人々の出会いを対象としたサービスも出てきています。
ポリアモリーを自称する人は、現在アメリカだけにとどまらず、世界各地に増えており、ロンドン発のサービスも人気です。また、最近ではZ世代の35%が一夫一婦制の関係に疑問を持っているという調査結果が出ています。
ポリアモリーな関係づくりは、複数のパートナーがいることや持ちたいと考えていることの「合意をとること」と「説明責任」が重要です。ポリアモリーを対象としたサービスにはスタンスを事前表明できる機能が備わっています。
細かく分類された「性的指向」と「性的嗜好」のタグを選べるようになっています。「性的指向」と「性的嗜好」は日本語では呼びかたが似ていますが意味が異なります。
「性的指向」は性のアイデンティティ(異性愛、同性愛、全性愛など)を意味し、「性的嗜好」は好みやこだわりを意味します。一人の人に「愛」「セックス」「信頼関係」の全てを期待し満足できる間柄は素晴らしいですが、困難なものでもあります。
複数のパートナーに「愛」「セックス」「信頼関係」それぞれを期待することが、ポリアモリー向けサービスのタグにあらわれています。
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AUTHOR
中間じゅん
イベントプロデュースや映像制作を経て、ITベンチャーに。新規事業のコンセプト策定から担当。テクノロジーとクリエイティブをかけ合わせた多様なプロジェクトの設計に参画。社会課題やジェンダーの執筆活動を行う。
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