プラスサイズモデルのテス・ホリデーが自身の"ビキニ写真"に込めたメッセージ

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プラスサイズモデルのテス・ホリデーが自身の"ビキニ写真"に込めたメッセージ

長坂陽子
長坂陽子
2021-11-06

ボディイメージについて積極的にメッセージを発信、女性たちの支持を集めているプラスサイズモデルのテス・ホリデー。インスタグラムにビキニ写真を投稿、力強い言葉を綴った。

「どんな体であっても、自分が望むように生きることができる」

最近ロンドンの人気スパ、エアアンシエントバスを訪れたテス。ここは古代ローマの浴場をイメージしたインテリアがセールスポイント。ほの暗く静かな空間で心も身体もリラックスできるとロンドンっ子や旅行者の支持を得ている。

テスはビキニで入浴している様子をアップ。「太った人はいつでも存在していた。世間が私たちを歴史から抹消しようとしてきただけ。私たちはいつも官能的で美しく、強くて有能だった。私はこういう写真を『私がどれだけセクシーか見て。でも目を背けても構わない』と思って投稿しているわけではない。私たちを歴史から消去させないためだ」

続けて「太った人たちも存在している。彼らは複雑な人生を美しく生きている。みんなと同じようにね」と綴ったテス。「だから誤解しないで。どんな体であっても今、自分が望むように生きることができる。私のお尻でみんなに今日も明日もこれから先ずっと悪びれることなく自分の人生を生きる勇気を与えたい」。

テスは先月も今回の投稿に通じるようなメッセージを綴っていた。きっかけはディズニーランドに息子と一緒に遊びに行ったテスをパパラッチがキャッチ、タブロイド紙がそれを掲載したことだった。新聞が選んだのは彼女が食べているシーンばかり。テスは「ディズニーランドにいた10時間、何キロも歩いて乗り物に乗りおいしいものを食べた。でもマスコミは私が一番疲れている瞬間と食べているシーンの写真しか使っていない」「マスコミは自分たちが見せたい私の姿を選んでいる。つまり食べているところと疲れているところ」。マスコミは太っている人に対して偏見を持っていると指摘し「マスコミがファットフォビア(肥満憎悪)というレンズを通して私の写真をシェアするとき、それは私と同じようなルックスの人が無価値だと伝えている」と厳しい言葉で批判する。

テス・ホリデー
メイクアップアーティストやスタイリストとして働いたのち、2011年にモデルに転身したテス。2013年頃からボディポジティブのアクティビストとしても発信し続けている。
photo by Getty Images

「あなたが私のことをどう考えているか、魅力的だと思っていたとしても私が摂食障害だと信じていたとしても気にしない。でももし私のことを批判したいなら、体型以外のまともな理由を見つけて」とマスコミやヘイターたちを厳しく非難。さらに「太っている人たちやボディイメージに苦しんでいる人たちへ。あなたたちは今のままできちんと存在し、評価され、大切にされている。私たちはみんな他の人と同じように喜びに満ち、活動的で生き生きとした人生を生きている。あなたが誰であっても、どんな体型であっても、自分の身体に何をしてもどんな服装をしていてもみんな愛される価値がある」とエールを贈った。

あらゆる体型を受け入れ尊重するトレンドが高まる一方で、人を外見で批判する報道やSNSのコメントも後を絶たない。それに力強く立ち向かうテスには共感と称賛の声が集まっている。

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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。

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