「なんでわからないの？」から卒業しませんか？【愛を伝える言語】を使ったパートナーとの仲直り法

こんにちは。八田幸子です。「声で心を整える」をコンセプトに、日本声ヨガ協会を主宰しています。仕事柄、声に関わるご相談を頂くことが多いのですが、実は声の問題ではなく人間関係やメンタルの問題だったということが少なくありません。

声の調子には無意識にその人の感情が反映されます。例えば、言葉では「わかりました」と言っていても、内心は不満で納得できていないと声が潰れて聴こえる...なんてこと覚えがありませんか？今回は夫婦関係や恋愛関係で溜め込みがちな「どうして〜してくれないの？」という不満にフォーカスします。

恋のリメランス

恋に落ちた時の「のぼせあがり」状態のことをリメランスと言います。四六時中、相手のことを考えたり、浮き足立ったり、返事が待ち遠しかったりと、1度は経験したことがあるのではないでしょうか。そんな平常運転時とは違うカラフルな感情を楽しめるのが恋愛の醍醐味の１つでもありますよね。

実は、私は出会って１ヶ月でスピード婚しました。まさしく互いにリメランスで「恋は盲目」状態のまま一緒になりました。すると、当然ですが半年程すると見えてこなかった様々な部分が目につくようになり喧嘩も沢山しました。「なんで、わからないの？」とプンスカしないために、私たち夫婦が参考にしたアイデアやエッセンスを今回ご紹介します。

「わかってくれない」ワケ

愛情の表現方法や感じ方は人それぞれ。その違いを理解することがパートナーとの関係を支えてくれます。結婚カウンセラーのゲーリー・チャップマンは、著書『愛を伝える5つの方法』で以下の５つを愛を伝える言語として説明しています。あなたは、どこに１番共感するでしょうか。

肯定的な言葉　　　：愛情、称賛、感謝を言葉で表現する。
サービス行為　　　：言葉よりも行動で愛情を示したり受け止めたりする。
贈り物　　　　　　：愛や好意の象徴として贈り物をする。
クオリティ・タイム：中断や邪魔の入らない上質な時間で愛情を示す。
身体的タッチ　　　：手を握るなど、身体的な接触を通じて愛情を感じる。

「愛してるよ」と１日に何度も言ってほしいタイプ、相手の言葉よりも行動が伴っているかを重視するタイプ、すれ違うたびにハグしたりくっついたり触れ合いを求めるタイプなど自分または相手に思い当たる部分がどこかあるのではないかと思います。

パートナーと語ってみよう

愛の言語はどれか１つというわけではなく、重要度の置き方が人によって違うのです。

パートナーと「５つの愛の言語」を眺めながら話してみましょう。
(1) ５つを優先順に並べ替えてみる
(2) 並び順を理由と合わせて発表する
(3) どんな時に「愛されている」と実感できるか話す（エピソードトーク）
(4) 具体的に相手にどんな風に自分を扱ってもらいたいか伝える（お願いごと）
(5) いつもの感謝を伝える

デートの相手あるいはパートナーとの話のネタとして、自分はどう愛情を表現してもらうと嬉しいのかなど、これらを参考に是非話してみてください。相手の意外な一面が見えてくることがあるかもしれません。

恋愛以外の人間関係にも応用できる

ここで言う「愛」と言うのは何も恋愛に限ったことではありません。「愛の言語」のコンセプトは、友達や仕事仲間など恋人同士以外の人間関係にも使えます。いつもお世話になっている相手にとって愛を感じられるコミュニケーションはどんなものなのか、意識することが良い信頼関係を気付くヒントになるのではないでしょうか。

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