"女性の性"は特別でもタブーでもない|irohaの考えるセクシャルウェルネス#4

 "女性の性"は特別でもタブーでもない|irohaの考えるセクシャルウェルネス#4
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––そんなirohaを通じて、これから実現したいことを教えてください。

「irohaを通じてセルフプレジャーや性について、女性が話しやすい環境を作りたいという願いは、ブランド立ち上げ以来ずっと一貫しています。でも必ずしもみんながそれについてオープンに話すべき、というわけでもないんです。ただ、自分の体や心地良さについて疑問があったり、パートナーとの悩みが誰にも相談できなかったり、正確な情報にアクセスできなかったり、というのは困りますよね。そのためにも、そういうことを口に出しても大丈夫だし安全という環境作りが大切だし、その環境づくりのお手伝いができればと思っています」

––irohaのキャッチコピー“女性らしくを、新しく”を体現できるような、女性の心地良さに寄り添える環境を目指しているのですね。

「まさにその通りですね。そうあるためにセルフプレジャーも数あるセルフケアの一つとして、女性の生活に馴染んでいくといいなと思います。ヨガと同じく、自分の体を見つめるケアと捉えてもらえたら・・・。もちろんヨガだってやりたい人はやるし、やりたくなければやらない、そういう選択もできるのが大切だと思います。同じくデリケートゾーンのケアも、特別な人がやっていると思わずにやりたい人がいればやったらいいし、やりたくない人はやらなくてもいい、無理にではないけれど特別と思わずにトライできる世界であってほしい、それが私たちの目指すところです」

これまで、特に近現代の日本において、女性の性は特別視され、人前で語ることをタブー視されてきました。女性が自身の性について語ることは「はしたないこと」「恥ずべきこと」だと教えられる人も多くいました。ですが、セックスもセルフプレジャーも、決して特別なことではありません。ヨガをしたりスキンケアをするのと同じように、自分の体と向き合い、その状態を知るセルフケアのひとつとして考えてみると、よりわかりやすいかもしれません。お気に入りのコスメの話やワークアウトの話と同じように、セルフプレジャーやそのアイテムについてもいつでも誰にでも気兼ねなく話せる、そんな環境になる日も意外と近いのかもしれません。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Text by Satomi Maeda
Photos by booro



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