谷村奈南が見つけた、新しい人生「起きた全てのことに意味がある」【インタビュー】

どんなショックな出来事にも必ず意味がある

ーーご自身と丁寧に向き合って、ヨガ哲学の叡智も深く享受されているのですね！人生や日々の生活の中で、ヨガ哲学はどんな風に活かされているんですか？

ヨガ哲学の素晴らしいところはたくさんあるんですが、「物事を良い／悪いでジャッジしない」「正しい／正しくない、の二元論で考えない」「起こる現象は自分の内側が反映された、映画のようなもの」といった教えは、とても大きな気づきをもらえた気がします。例えば、ショックなことが起きてガーンと落ち込むことがあっても、出来事すべてに何か意味がある……。そう思って、ヨガや瞑想をしながら、そして日常や仕事でも、どこかで物事の意味を冷静に探ったり、一歩引いた目線で見られるようになって、これまで抱えていた心の重みも、そうした教えやヨガを通してすごくラクになれたんです。だから、これから先も、辛いことがあってもきっと大丈夫な気がしていますね。

生きづらさを感じる人にこそヨガに触れてほしい

ーー入り口はヨガ講師を目指したわけではなかったそうですが、今年６月に晴れてヨガの指導者資格（RYT200）を取得されて、日常的にもヨガの恩恵を感じられている谷村さん、今はご自身の学びや体験を伝えていくことについて、どう考えていますか？

まさかヨガを教える立場になるとは思っていなかったんですが、私がこれだけヨガに夢中になって、ヨガの魅力を周りにも話してきたこともあって、最近は周囲の人たちから「ヨガ教えてよ～！」と声をかけられることが増えたんです。でも「私が教えるなんて……。」とまだ不安だったんですが、自分が好きなことで、誰かのために何か伝えられることがあるなら、と友人・知人に参加者を募って、不定期でレッスンを開いているんです。実際に教えてみると、参加してくれる方々が喜んでくれたり、「ヨガのイメージが変わった！」と好反響をいただいて、そういう声をもらえるとやっぱり嬉しいですね。

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