「最近よく眠れない…」を軽く見ないで! 不眠がもたらすリスクと解消法

 「最近よく眠れない…」を軽く見ないで! 不眠がもたらすリスクと解消法
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君嶋瑠里
君嶋瑠里
2019-09-16
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不眠がもたらす深刻な影響

不眠は仕事のミスを引き起こす

質の高い睡眠は、仕事の能率を保つためには欠かせません。ところが、不規則な労働時間、長時間勤務によって不眠状態になると、仕事中睡魔が襲ってきたり、集中力が低下したりして、深刻なトラブルやミスを引き起こすおそれがあります。

不眠は体の免疫機能を低下させる

睡眠には、自律神経を調整し、免疫機能を維持させる働きがあります。起きているときは交感神経が働き、眠っているときは副交感神経が働きます。その自律神経の交互の働きによって私たちの心身はバランスを保っているのです。ところが、不眠状態は交感神経がずっと働いたままなので心身が休まりません。すると免疫機能が低下し、風邪を引きやすくなったり、ウイルスにも感染しやすくなってしまいます。

不眠はメンタルも悪化させる

うつの症状にも不眠があり、メンタルと不眠の関係は切っても切り離せないほど密接なものです。睡眠には前日までの記憶を整理してストレスを緩和させる作用がありますが、睡眠不足で脳がストレスにずっとさらされている状態だと、ストレスがどんどん蓄積されて、心をむしばんでいきます。ストレスを溜めないためにも、睡眠はとても大切なのです。

不眠がきっかけで肥満になる

肥満になる原因にまで不眠が関わっているなんて意外に思う方もいるかもしれません。しかし、睡眠時間が短い人ほど、食欲を増すホルモンが増加し、逆に食欲を抑えるホルモンが減少して空腹感や食欲が増すことがわかったそうです。数多くの研究によって、5〜6時間の短睡眠の人と、7〜8時間の標準睡眠の人、9〜10時間の長睡眠の人とでは、短睡眠の人が最も肥満になりやすく、続いて長睡眠の人が多かったそうです。短すぎても長すぎても良くないということですね。

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