夢を見るレム睡眠が多いほど「83の疾患リスク」が低下?!最新研究で探る睡眠の世界

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HIDEMI
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2026-10-04

睡眠中のさまざまな段階や睡眠パターンと、病気の発症リスクとの関連とは?

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9万人以上の睡眠を分析

中国の首都医科大学の研究チームが率いた新たな研究では、英国の健康プロジェクトに参加した9万5559人を対象に睡眠パターンと健康状態の関連を調べた。参加者は1週間手首に機器を装着し、睡眠パターンを記録した。チームはそのデータをもとに、1000を超える健康状態との関連を分析した。追跡期間は中央値で約9年間だった。

REM睡眠が長いことが数十の病気リスク低下と関連

結果、REM睡眠の時間が長いことは、心不全、低血圧、多発性硬化症、認知症、アルツハイマー病など、83の病気のリスク低下と関連していることが分かった。

他にも以下のことが示された。

  • 深い睡眠の時間が長いことは、2型糖尿病、大うつ病性障害、睡眠時無呼吸症候群、パーキンソン病などの病気のリスク低下と関連していた。
  • 夜間に目覚めている時間が長いことは、腹痛、不安、うつ病のリスク上昇と関連していた。
  • 睡眠時間全体が長いことは、2型糖尿病を含む約50の病気のリスク低下と関連していた。
  • 1晩に6~8時間の睡眠は、多くの病気のリスクが低くなる、適度な睡眠時間とみられた。
  • 1晩に5時間未満しか眠らない人は、6~8時間の睡眠を取る人と比べて、37の病気のリスクが高かった。

今回の研究は直接的な因果関係を証明したものではないが、大規模な集団を対象とし、自己申告ではなく、実際の生活の中で記録された睡眠データを用いたことは、睡眠と健康の研究に携わる研究者らにとって意義のあるものとなっている。

photo by GettyImages
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REM睡眠と深い睡眠の違いとは?

REM睡眠中は目を閉じていても眼球がさまざまな方向に素早く動き、鮮明な夢を見ることが多い。REM睡眠は感情の調節を支え、脳の発達に関わるほか、メンタルヘルスの改善や学習、記憶にも役立つと考えられており、認知機能にとって特に重要な睡眠段階とされている。

一方、深い睡眠では脳の活動が大幅に低下する。この間には組織の修復が行われ、グリンパ系が代謝によって生じた老廃物を除去するなど、さまざまな機能が働く。深い睡眠は、身体を最も回復させる睡眠段階とされる。

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REM睡眠のさらなる解明へ

睡眠が体を休ませ、脳が回復して整理する時間を与えることは、すでによく知られている。一方で、なぜ体温が高い動物ほどREM睡眠が少ない傾向にあるのかなど、REM睡眠については、まだ多くのことが分かっていない。

しかし、REM睡眠が健康にとって重要であることは明らかだ。私たちは一晩の睡眠中にさまざまな睡眠段階を繰り返し行き来する。REM睡眠の量に影響する重要な要素として、睡眠時間の長さと、睡眠がどれだけ途切れずに続いているかが挙げられる。体内時計のリズムに逆らった生活や、ストレス、アルコールはREM睡眠を減らす可能性があり、REM睡眠は年齢とともに自然に減少する傾向もある。

さらなる研究が必要だが、研究者らは、REM睡眠はほかの睡眠段階とは異なる仕組みで体に作用し、独自の影響を与える可能性があるとみている。今後は、REM睡眠が体にどのような影響を与えるのかをさらに詳しく調べることで、その役割がより明らかになると考えられる。

出典

https://www.sciencealert.com/the-vivid-dreams-stage-of-rem-sleep-is-linked-with-a-lower-risk-of-83-diseases

https://www.newsweek.com/type-sleep-linked-risk-disease-study-12449293

 

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