顔の傷跡に着目した新ブランド「UNELL」から凹み傷跡をカバーするプライマーが登場
大きな傷跡でなくても、顔になにかしらの跡が残っていると気になるものです。他人から気にならない程度のものでさえ、鏡を見るたびに気になってしまうこともあるでしょう。メイクで隠すことができる場合もありますが、凹みの傷跡の場合、メイクで隠すのはむずかしい。そんな傷跡に悩む人に寄り添いたいと誕生したのが「UNELL(ユネル)」です。設立の背景や、なぜ凹みの傷を隠すことが難しいのかを発表会でうかがいました。
創業者の体験から生まれた「UNELL」
「ポーラ・オルビス」の新規事業として、2026年3月にデビューした「UNELL(ユネル)」は、ブランド創業者である田所直樹さん自身の原体験に由来しています。小学4年生の時、交通事故に遭い、九死に一生を得るも顔に傷跡が残りました。ご自身でも、傷跡を見るたびに事故を思い出し、人の目も気になったといいます。また、「人に会う仕事は任せられない」と言われるなど、仕事の幅も減少したのだそう。
「視線が気になるなど、外見だけでは語ることができない心理的な制約もありました。のべ3,000人以上に調査やインタビューをすると、メイクで隠していても、お酒を飲むと傷跡部分が赤く目立ってしまうため飲み会に参加できないという人もいて、外面も内面も傷ついている人も多くいらっしゃいました」(田所さん)
傷跡の悩みは事故の傷跡や手術痕など、さまざま。しかも意外に身近なのが、思春期の傷跡です。ニキビなど、うっかりつぶすなどして傷跡になってしまうケースです。現在、気になる傷跡があるかどうかのアンケート調査の結果、20代から40代女性の約4割があると回答し、そのうち約7割が、傷跡によって気持ちが沈んだ経験があると回答しています。色の傷はメイクで隠せます。また、膨らんでいる場合は医療で消せるのだそうですが、凹みの傷跡は、隠れにくいということ。そこで、今回は、凹みに注目して開発を行い、誕生したのが「UNELL フィリングアンドスムージングプライマー」です。
独自理論の3Dネットワークリフレクションで傷跡を目立ちにくく
凹みの傷跡は、従来のファンデーションやコンシーラーでは整えることが難しく、場合によっては、凹みのある肌では、光の当たり方に差が生じやすく、陰影が生まれることで、傷跡が目立って見えることもあるのだとか。そこで、凹み部分の見え方を整える独自理論の「3D ネットワークリフレクション」を採用しています。3D ネットワーク構造が肌の凹みにフィットし、肌表面を滑らかに整えながら、光拡散材によってソフトフォーカスさせる設計になっています。舞台メイクの光学補正の発想を応用したアプローチとのことで、従来のメイクではカバーが難しかった凹みの傷跡にも対応し、自然な見た目をサポートしてくれます。舞台メイクでは、傷跡を作るメイクを行いますが、その逆の発想です。表情筋の動きに対応し、なめらかな状態を長時間キープしてくれます。
ニキビ跡が凹んでしまう要因とは
ニキビの跡は、なぜ凹んでしまうのか。身近なことだけに気になりますよね。皮膚科専門医の山﨑研志先生に教えていただきました。
「毛穴については、年齢に関係なく悩んでいる人が多いです。毛穴悩みの中に、ニキビ跡の凹みが紛れていることがあります。ニキビ跡の凹みは、陥凹性瘢痕や萎縮性瘢痕と呼ばれ、アイスピック・ボックスカー・ローリングと3つの凹みのタイプがあります。ニキビは、皮脂腺の脂が増えることででき、炎症が進むことで赤ニキビになります。このとき、エラスチンやコラーゲンを分解する成分が出ます。この分解されて減ったものを治そうとする働きが不十分な形で傷が治ると、皮膚として傷は治ったと判断していますが、凹みが残って元に戻らないということがおきます」(山﨑先生)
ニキビの治る過程によって、傷跡が残る場合があるのですね。ニキビができる前の基本的なスキンケアも、新たな凹みを作ってしまわないように気を付けなければいけませんね。
凹みの状態に合わせて使用方法を変える
発表会では、メイクアップのデモンストレーションも行われました。モデルの高濱レイカさんは、目の上にある凹みの傷跡がお悩み。モデルという仕事柄、「その傷跡、メイクで何とかならないの」などと言われ、オーディションなど、仕事のチャンスを逃したこともあるといいます。
「どの化粧品でも隠れなかったんですが、今回、勇気が出ました。社会人になって人目を気にするようになりましたが、コンプレックスを解消してくれました」(高濱さん)
ステージでは、プロのメイクさんによるメイクアップでしたが、粘性も程よく、初めてでも使いやすいのではないかと感じました。広範囲の場合は、スパチュラを使用するのがおすすめだそう。また、基本的には、メイク前に使用しますが、メイク後のスポット補正も可能。注意点としては、油膜をはっている状態のため、油分が多いファンデーションを使用すると崩れやすくなるため、パウダーファンデを使った方がよさそうです。
もしかしたら誰にも気づかれていないくらいの小さな凹みでも、自分自身が気になる傷跡もあります。鏡を見た時のブルーな気持ちが、UNELLを使うことで、晴れやかになれるかもしれませんね。
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