貧血=鉄不足だけじゃない。貧血気味な人が見落としがちな食材とは?【管理栄養士による解説】

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栄養花子
栄養花子
2026-01-25

貧血気味と聞くと、鉄が足りてないイメージを持つ方がほどんどではないでしょうか? 確かに鉄不足によるものもありますが、女性では無理なダイエットによる偏った食事から起こるエネルギーやたんぱく質の不足、栄養バランスの乱れなどからも貧血は起こります。 そんな貧血気味の方に注目して欲しい食材があります。それは『卵』です。 今回は貧血予防の食事ポイントを簡単に紹介し、なぜ『卵』が魅力的なのかを解説していきます。

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貧血予防の食事のポイント

  • 3食主食、主菜、副菜をそろえ、規則正しく食べる
  • 鉄を多く含む食品(レバ-や赤身の肉類、あさり、かき、血合いの多い魚、大豆製品、緑 黄色野菜、海藻など)をとる
  • 良質なたんぱく質(肉、魚、卵、乳製品、大豆製品)をとる
  • 鉄の吸収をよくするビタミンCの多い食品(野菜、果物、イモ類など)も一緒にとる
  • 鉄の吸収を阻害するカフェインを含むコーヒーやお茶は控える
  • 鉄の吸収利用をよくするために、酸味のある食品(かんきつ類、梅干し、酢など)や香辛料を使って胃酸分泌を促す
  • 鉄製の調理器具を使うと鉄が溶けだし、食品に鉄がしみこみ鉄量が増える
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なぜ『卵』が魅力的なのか?

貧血は、血中のヘモグロビン濃度が基準値よりも低下した状態と定義されています。ヘモグロビンは鉄だけでなく、たんぱく質と結合してできています。そのため、たんぱく質も意識して摂取する必要があります。そのほか貧血予防に必要な栄養素として亜鉛、銅、ビタミンB12、葉酸なども挙げられ、これらを全て含むのが『卵』です。卵は「完全栄養食品」と呼ばれ、ビタミンCと食物繊維以外の栄養成分を全て含みます。

また、生でも食べることが出来たり、加熱調理法も様々で簡単なので忙しい時も取り入れやすいことも大きな魅力です。

卵にプラスして貧血予防!おススメレシピ

卵と一緒にとることで貧血予防につながる簡単レシピを2つ紹介します。

卵かけごはんには納豆や海苔を

すべて食物繊維が多い食品であり、納豆は良質なたんぱく質、海苔はビタミンCと鉄が多く含まれている食品です。

切り干し大根煮で卵とじ

スーパーや業務用でも購入でき、お弁当の定番でもある切り干し大根煮。卵と一緒に炒めることでいつもとひと味違う料理に。切り干し大根は食物繊維、ビタミンC、鉄が多く含まれている食品です。

卵
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卵の摂り過ぎには注意

卵にはコレステロールも多く含まれます。コレステロールの摂り過ぎは動脈硬化を進行させてしまう可能性があるため、卵は1日1~2個を目安にしましょう。

まとめ

貧血の予防には鉄だけでなく様々な食事のポイントがありますが、手軽に取り入れやすい卵から活用して予防していきましょう。

 

参考文献

公益財団法人長寿科学振興財団 貧血予防に良い食事・食べ物・調理方法とは

一般財団法人 女性労働協会内(厚生労働省委託事業)働く女性の健康支援事業 事務局 貧血・かくれ貧血

文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 卵類/鶏卵/全卵/生

文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 豆類/だいず/[納豆類]/糸引き納豆

文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 藻類/あまのり/焼きのり

文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 野菜類/(だいこん類)/切干しだいこん/乾

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