80年代を彩った女優キム・ベイシンガー（71歳）が“美しさ”を守るために捨てた3つのルーティン

女優キム・ベイシンガーは71歳となった今も目を見張るほどの美しさを保っており、ある関係者によると、彼女は厳格なヴィーガンとスキンケアのルーティンのおかげで同世代の中でも最も健康的なスターのひとりだという。そして、「どうしてこんなに変わらないの？」「何をしているの？」そんな声に対して、周囲の関係者は口をそろえて言う。「彼女は美のために“捨てる”ことを選んだ」のだと。今回は、キム・ベイシンガーが美しさのためにやめた3つのルーティンをご紹介しよう。

「砂糖」を完全に手放す

最初に挙げられるのが「砂糖」だ。キム・ベイシンガーは何十年も前から砂糖を一切摂らない生活を送っている。ケーキやクッキーはもちろん、ドレッシングや調味料にまで気を配るほど徹底しているという。「甘いものが肌や体に与える影響を彼女は早くから理解していた。だから若い頃から一切断っていた」と関係者は語る。砂糖は肌のたるみやシワの原因にもなる「糖化」を促進するとも言われており、美肌の天敵ともされる。“甘い誘惑”を断ち切ってきた結果、71歳にしてもツヤとハリのある肌を保っているのだ。

カフェインは“一滴も飲まない”

次に彼女が捨てたのは「カフェイン」。「朝のコーヒーが欠かせない」という人は多いが、キム・ベイシンガーは何十年もカフェインを口にしていないという。「コーヒーも紅茶も飲まない。水だけを大量に飲む」と関係者は語る。カフェインには利尿作用があり、体内の水分が失われやすくなる。そのため美肌を保つには“水分を溜め込む力”が必要だ。彼女が若い頃から“リットル単位”で水を飲む習慣を続けてきたのは、このシンプルな美容哲学によるものだ。水分をたっぷり摂り、代謝を高め、老廃物を排出する。当たり前のことを、驚くほど丁寧に続けてきたのである。

日差しは徹底的に避ける

そして3つ目に捨てたのが「太陽」だ。「太陽から逃げる」と言っても過言ではないほど、キム・ベイシンガーは紫外線対策にこだわり抜いている。「大きな帽子と高SPFの日焼け止めを塗るのは彼女にとって“制服”みたいなもの」だという。紫外線はシミやシワ、肌のたるみの原因にもなる“老化の元凶”だ。彼女は若い頃からこの事実に敏感で、日焼けしないことが美の基本だと信じて疑わなかった。美しい女優やモデルが数多く存在するハリウッドでも、ここまで徹底して紫外線を避けてきた人は珍しいという。

娘へ受け継がれる“美のルール”

こうしたキム・ベイシンガーの美へのこだわりは、次世代にも受け継がれている。娘でモデル・女優のアイルランド・ボールドウィンは、「母からはリップの塗り方から、顔の洗い方まで全部教わった」と語っている。さらに「動物実験をしていない化粧品しかダメというルールも母の教えだった」と話しており、美しさだけでなく内面からの倫理観も学んでいたという。若い頃のキム・ベイシンガーは、紫のアイシャドウやツイッギー風の下まつげメイクがトレードマークだった。娘にとっては、母親である彼女は永遠のスタイルアイコンだ。

“シンプルなこと”をどこまで当たり前に継続できるか

2023年、アイルランドに第一子・ホーランドが誕生し、キム・ベイシンガーはついに祖母となった。今では女優・母・祖母と3つの顔を持つキム・ベイシンガー。しかし、どんな立場にあっても変わらないのは“美しさは努力で守るもの”という哲学だ。砂糖をやめる。カフェインを断つ。紫外線から逃げる。どれも特別な美容法ではないが、それを何十年も続けられる人は少ない。キム・ベイシンガーが私たちに教えてくれるのは、「特別な才能がなくても、美しさは作れる」ということ。“シンプルなこと”をどこまで当たり前に継続できるか、それこそが、本当の美しさをつくる唯一の秘訣なのかもしれない。

出典：
Inside Kim Basinger’s Beauty Secrets and Timeless Looks at 71: ‘Kim’s Incredibly Disciplined’
Kim Basinger’s beauty secrets at 71: How discipline and self-care keep her radiant

Kim Basinger, 71, Is 'Incredibly Disciplined When It Comes to Her Health and Appearance'