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ヨガとチョコとダンスが生き甲斐！インスタで話題の102歳『踊るおばあちゃん』に学ぶ幸せ長寿の秘訣

山口華恵 2025-04-29

「欠かせないのは毎朝のヨガと毎食後のチョコ、そして人生のスパイスはダンス！」今アメリカで、ある100歳超えの女性がSNSをきっかけにテレビに出演するなど話題となっている。

朝はオンラインで娘とヨガでスタート

「100歳はただの数字よ」。そう語るシャーリーさんの1日は、ヨガから始まる。娘のジョーンさんとFaceTimeでつながりながら、毎朝一緒にポーズをとるのが日課だという。柔軟性や筋力を保つだけでなく、親子のつながりを感じる大切な時間でもあるのだ。実はシャーリーさん、8歳からダンスを始め、17歳でバレエや社交ダンスを教える教室を開いたほどの本格派だ。結婚後もダンスは趣味として続け、90歳までテニスも楽しんでいたそう。ただし、「ウォーキングは好きじゃないの。ポストまで5分歩くくらい」と笑う。身体を動かすことの大切さはよく知られているが、彼女のように「楽しい動きで、日々を彩る」ことこそ、継続の秘訣かもしれない。

ヘルシーじゃなくてもOK？食べることは楽しみ優先！

長寿の秘訣といえば「バランスの取れた食事」が思い浮かぶが、シャーリーさんの場合はちょっと違う。「『料理』は正直好きじゃない」とジョークを飛ばすほど料理は最小限だという。そして、重要なのは、「栄養のことばかり気にせず、自分の好きなものを食べること」だと語る。食事は少量、でも「好きなものを何でも食べる」がモットーだ。エビフライなどの揚げ物、甘いお菓子、そして何よりミルクチョコレートが大好き。毎食後にはチョコを1かけ、朝食にはチョコチップクッキーまで添えるというから驚きだ。ただし、お酒やタバコは一切口にしない。「好きなものをほどほどに楽しむ」ことが彼女にとっての健康法だ。専門家の中には「食を楽しむことがストレスを減らし、結果的に健康寿命を延ばす」と語る人もいるが、まさにその生きた証人である。

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ポジティブな人生を支えてきたのはやはり“筋力”

1943年に結婚した夫は、戦争中に乗っていた飛行機が撃墜され、捕虜として約1年間を過ごた。その後帰還し、夫婦は4人の子どもに恵まれ、幸せな家庭を築いたが夫は1995年に他界した。さらにシャーリーさん自身も2度の心臓手術、視力や聴力の問題など、体調の壁に何度もぶつかってきた。でも彼女はいつも前向きだ。「私の脚はまだ動くもの！」と、今もダンスを続けている。右手には「ポジティビティ（前向き）」と刻まれたブレスレットを身につけ、どんな日も「前向きな考えを忘れない」と彼女は語る。102歳になった今でも、彼女の周りには子ども、孫、そしてひ孫たちが集い、時には一緒にラインダンスのステップを踏むことも。家族の笑顔や応援こそが、彼女の原動力だ。「私が長生きしてる理由？家族と音楽、そしてダンスね」。シンプルだけれど、真実が詰まった一言だ。

長寿のヒントは「好きなことを楽しみ、笑顔で過ごすこと」

シャーリーさんの暮らしには、「〇〇すべき」というルールや努力感はほとんどない。その代わりにあるのは、「好きなことを楽しみ、笑顔で過ごす」こと。医学的な正解だけでは語れない、“幸せな長寿”のかたちが、彼女の生き方に詰まっている。完璧じゃなくていい。大切なのは「楽しく」「自分らしく」生きること。