「肉」と「魚」たんぱく質に違いはあるの?どちらを食べるべき?管理栄養士が解説

 「肉」と「魚」たんぱく質に違いはあるの?どちらを食べるべき?管理栄養士が解説
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たんぱく質は私たちのカラダに重要な栄養素です。筋肉はもちろん、髪の毛、爪、臓器などもたんぱく質でできています。そんな重要なたんぱく質は、肉や魚に豊富に含まれているけれど、それぞれに違いはあるのでしょうか。そんな疑問を解説していきます。

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肉の栄養素

肉にはたんぱく質だけでなく、鉄分・ビタミンB1・コラーゲンなどの栄養素が含まれています。

肉
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主に血液や筋肉に存在しています。たんぱく質と結合し存在しているのです。酸素を全身に運ぶはたらきがあり、とても重要な役割を担っています。

ビタミンB1

炭水化物をエネルギーに変えるために欠かせない栄養素です。エネルギーを作り出す役割を果たし、脳にエネルギーがきちんと供給されるよう働いて、脳の機能を維持しています。

コラーゲン

コラーゲンは皮膚や骨などを健康に保つために必要な栄養素です。健康や美容を保つ重要な役割を担っています。

たんぱく質を多く含む肉類

①鶏ささみ
➁鶏むね肉
➂豚ヒレ肉
④牛モモ赤身肉

魚の栄養素

魚には良質なたんぱく質をはじめ、良質な脂質も含まれています。EPAやDHA が豊富です。肉に比べると、魚のたんぱく質の方が消化に優れています。

魚
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EPA(エイコサペンタエン酸)DHA (ドコサヘキサエン酸)

特に青背魚には多く含まれています。血中の中性脂肪を下げる働きや、血栓の予防効果が期待できます。また、脳の神経細胞が活性化されることで、老化抑制にもつながると考えられています。

魚にも鉄分が含まれています。特に、カツオやマグロのように移動距離が長い赤身魚の筋肉に多く含まれています。

たんぱく質を多く含む魚類

①マグロ赤身
➁カツオ
➂マカジキ
④紅鮭

肉vs魚のたんぱく質

結論として、肉と魚のどちらも良質なたんぱく質を含んでいますが、消化に優れているのは「魚」のたんぱく質です。バランスよく摂取することが大切です。肉を過剰に摂取すると、生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。肉と魚を両方ともバランスよく食べるよう心がけましょう。また、魚、お肉ともに脂質が少ない方がより良質なものが多いので、選ぶ際に意識してみるとよいでしょう。

参考文献:正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学 高橋書店

e‐ヘルスネット厚生労働省

ライター/こばやしなつき

管理栄養士。病院での大量調理や栄養士業務を経験。高齢者福祉施設にて利用者様の健康マネジメントに携わる。妊娠を機に退職。妊娠中に食事の大切さに改めて気づき、こども・ママ・家族みんなが笑顔で過ごせるようサポートしたいと思うように。現在は妊娠中の食事やこどもの栄養について情報を発信。栄養や健康に関する記事執筆などを行っている。マタニティ雑誌「マタニティSTYLE2024」レシピ掲載

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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