Sayaの星占い(てんびん座)/2024年後半の運勢
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
てんびん座/2024年後半の運勢
居場所の状況が変わるなか、人生を作り出す意欲が湧いてくる
2024年の8月29日に守護星の愛と美の星・金星がてんびん座にリターン。同じ日に思考や伝達の星・水星も「順行」し、ひと息ついた感覚で、9月を迎えているのでは。そんななか、9月2日〜11月20日は、変容の星・冥王星が「居場所」の部屋に戻ってきます。2008年以来、長きにわたって、冥王星は、てんびん座さんにとってのこの部屋にありました。この15、6年で、居場所の状況が変わってきた感覚があり、大切な両親も歳を取ること。環境も変わることを実感しているかもしれません。
ただ、そんななかでも、9月5日〜11月4日は、行動や戦いの星・火星が「キャリアやライフワーク」の部屋にあり、守りたいもののために行動していくことに。また9月22日に太陽が、26日に水星がてんびん座にやってくるので、ふたつの選択肢の間で、おおいに悩むこともあるかもしれません。10月3日にはてんびん座で新月&食が。迷っていたことにも答えが出て、ともかく、前を向けるようになるでしょう。
冥王星の「居場所」の部屋への滞在は、この2ヶ月半がラストに。次に入るのは、てんびん座さんにとっての「恋愛や創造、子ども」の部屋。冥王星は、すでに2023年と2024年にも先触れのようにここを訪れていたのですが、11月20日にここに入ると、もう前の部屋に戻ることはありません。新しい人生を作り出す意欲が出てくるとき。
火星は11月4日に「仲間や未来」の部屋に入り、12月7日に「逆行」を始め、2025年1月6日に「キャリアやライフワーク」の部屋に戻り、「順行」するのは2月24日。その後、4月18日〜6月17日まで、また「仲間や未来」の部屋に滞在します。自由にやるのか、組織でやるのか。そんな悩みも生まれてきそうなのがこの冬です。でも、2024年11月26日〜12月15日は、思考や伝達の星・水星が「環境や伝達」の部屋で「逆行」します。スケジュールとコミュニケーションが混乱しそうです。
3月には境界を溶かす星・海王星が、5月には現実化とルールの星・土星が「人間関係」の部屋にやってきます。大切な人との間で、問題がもち上がりやすいでしょう。相手をコントロールしない、意識のうえで手放す勇気が必要になるかもしれません。
占い・文/Saya
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
AUTHOR
Saya
アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。
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