〈大人の浮き輪肉撃退〉骨盤をまわすだけ！歪みリセット＆お腹まわりスッキリエクササイズ

骨盤の歪み

骨盤の歪みとは、骨自体が変形しているわけはなく骨盤まわりの筋肉のバランスが崩れている状態です。利き手や利き足があるように左右差や前後差が全くない身体の持ち主はいないものの、その差が大きすぎると身体の不調やスタイルダウンの原因になります。特に、骨盤は上半身と下半身を繋ぐ身体の要となる土台です。普段の姿勢や動き方の癖で、残念ながら骨盤は歪んでしまいます。

骨盤まわりには多くの筋肉がついており大切な内臓もあるため、ここの筋バランスが崩れると血行不良、むくみ、冷え性、腰痛、肩こり、浮き輪肉などを引き起こしてしまいます。

骨盤の歪みと浮き輪肉の関係

骨盤の歪みにはいくつかのタイプがあります。

骨盤が過剰に前傾しているタイプ…下腹の力が抜けることで腰が重力に負けて反ってしまい、下腹部や腰にお肉がつきやすい

腰が丸まる骨盤が後傾タイプ…肋骨とお腹の距離が近づきお腹全体にお肉がつきやすい

骨盤の高さに左右差があるタイプ…骨盤と肋骨が近づいている方が常に縮んでいるため、脇腹のお肉のつき方に左右差が出てきます

骨盤まわしのススメ

骨盤まわしは、骨盤の前傾・後傾・左右の傾きを敢えて作る動き。こうすることで骨盤まわりの筋肉を伸ばすことも縮めることもでき、骨盤まわりの筋肉をまんべんなく使うことができます。

具体的には、骨盤前傾の動きでは腸腰筋・脊柱起立筋・多裂筋など、骨盤後傾の動きでは腹直筋・外腹斜筋など、骨盤を左右に傾ける動きでは、腰方形筋・内外腹斜筋・脊柱起立筋などの体幹の筋肉が働きます。

それぞれの方向への動きがスムーズに、左右差もさほどなくできるようになったら、くるくる全方位に骨盤を回して、日頃の癖をリセットすることで浮き輪肉をスッキリ解消していきましょう。

気になる浮き輪肉撃退！骨盤まわしエクササイズ

＜やり方＞

１）真っ直ぐ立って足を肩幅くらいに開き、右腰を上げて骨盤を傾ける

２）反対側の左腰を上げて骨盤を傾ける

３）１）と２）の動きを繰り返す。慣れてきたらリズミカルに交互に動かしましょう

４）お腹を引き上げながら腰を反らせて骨盤を前に傾ける

５）お尻を丸めるように恥骨を上に押し上げて骨盤を後ろに傾ける

６）４）と５）の動きを繰り返す

すべての動きができるようになったら、まわしやすい方から骨盤をまわし、反対まわしも行いましょう。

骨盤を動かす時、膝を無理に伸ばしきろうとせずに膝を柔らかく使うのがポイントです。上半身は骨盤につられて傾かないように気をつけましょう。

▼ 詳しい動きを動画でチェックしたい方は、こちらからどうぞ ▼