Sayaのマンスリー星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通/8月の運勢
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
12星座共通の、今月の星まわり
7月29日に思考や伝達の星・水星がおとめ座に入り、これで、行動や戦いの星・火星と水星のふたつの天体がおとめ座に揃うことになりました。おとめ座はとても緻密な星座のため、段取りがしっかりしたものになっていきますが、人との関わりにおいても、批判的なところが出たり、相手を断罪したりということも、起こっている気がします。
そんななか、2日にはみずがめ座で満月が起こります。3月24日から6月11日にかけて、変容の星・冥王星はみずがめ座にありましたが、その頃に起こっていた変化がようやく浸透してくるようなタイミングかもしれません。わたし自身の周りで言うと、この春から初夏にかけて提案していた企画が新しすぎた面があり、最近になって、ようやく実現の可能性が出てきている、とう現象がいろいろ起こっています。
ただ、7月23日に太陽がしし座に入るとともに、愛と美の星・金星もしし座で「逆行」を始めており、多くの人が承認欲求をこじらせてもいるようです。「認めてほしい」という気持ちがあると、なかなかうまくいかないのも現実です。自分の想いだけにこだわらないように、エゴを手放していく必要があるのが16日のしし座の新月になるでしょう。
さらに、「逆行」天体は、これだけではなく、うお座では現実化とルールの星・土星、境界を溶かす星・海王星も「逆行」しています。相手とわかり合いたい、共感し合いたいと思っていても、理解し合う難しさもありそうです。わかり合いたい想いは、31日のうお座の満月の頃にピークとなるでしょう。
その間、23日には太陽がおとめ座に入り、水星、火星、太陽が連動して、しっかりと仕事をするように促していきますが、24日には水星が、29日には自立や変革の星・天王星がおうし座で「逆行」することから、コミュニケーションのすれ違いは起こりがち。思いどおりにならないことも8月は多くなるでしょう。
とは言え、27日には火星がてんびん座へ。お互いが言いたいことだけを主張し合う状態から、思いやり、労わり合い、調整していく段階へ。この頃になると、多くの人が平和を求める気分になりそうです。
占い・文/Saya
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
AUTHOR
Saya
アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。
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