こり・痛み・もっこり肩…猫背で起きる悪影響と【キツくないけど効く】簡単エクサ
不良姿勢の代表格とも言われる【猫背】ですが、良くないとは思いつつも放置しがちではありませんか?しかし放置してしまうことで、身体にさまざまな影響を及ぼします。今回は身体に起こる悪影響と猫背解消のための簡単エクササイズをご紹介。
猫背ってどんな状態?
ネコの背中のように背骨が丸まって、前かがみになっている状態を指します。本来人間の背骨はゆるやかにS字カーブを描いています。胸椎部分は軽く丸みを帯びている部分ではありますが、この丸みが強くなると猫背と呼ばれます。
猫背で起きる3つの悪影響
首・肩こり
背中が丸まることで自然と頭の位置が下がります。頭の重さはボウリングのボールほど。その重さを首や肩の筋肉で支えるようになるため、過剰に緊張してこりとして現れてしまいます。
もっこり肩
首・肩凝りからも関係しますが、下がった頭を支える際に使われるのが僧帽筋の上部になります。この筋肉は首から鎖骨にかけてついているため、過剰に使われることで肩の部分が「もっこり」として見えるようになります。
呼吸が浅くなる
ガス交換は肺で行われますが、肺自体には自ら膨らんだり縮んだりする機能はありません。呼吸筋である横隔膜と肋骨の間の肋間筋が働くことで、肺を包む胸郭(肋骨+胸椎+胸骨)が広がったり狭まったりして呼吸を行うことが出来ます。しかし猫背になってしまうことで胸郭が広がりにくくなり、呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸の浅さは自律神経にも影響するといわれているため、めまいや頭痛などを引き起こす可能性もあります。
キツくないけど効く簡単エクサ
僧帽筋は上部・中部・下部に分かれています。猫背によって僧帽筋上部が緊張すると紹介しましたが、逆に中部と下部は使われにくくなります。この部分を鍛えて、胸を起こせるようにしましょう。
①正座で座り、肘が軽く伸びる位置に手をつく。
②両手で床を押し、背中を丸める。
③手で床を手前に引くイメージをしながら胸を開き、背骨を斜め上に伸ばす。(肩甲骨の間あたりが締まる感覚があればOK)
④あごが上がりやすいため、首の後ろが詰まらないように注意する。
⑤この動きを10往復程くり返す。
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AUTHOR
門馬里菜
医療機関にて事務職として勤務する中でヨガと出会う。ストレスからくる体調不良をきっかけに人生を見直し、ヨガインストラクターへと転身。現在は仙台市と地元である南相馬市の2拠点でヨガを伝えている。【取得資格】IHTAヨガインストラクター2級/小顔フェイシャルヨガインストラクター/IHTAヨガインストラクター1級/RYT200
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