【背中で手を繋げない人必見!】たった1分で手が繋ぎやすくなる!肩甲骨エクサ|上の腕編

 【背中で手を繋げない人必見!】たった1分で手が繋ぎやすくなる!肩甲骨エクサ|上の腕編
Getty Images

片手を上から、反対の手は下から背中へまわし、手を繋ごうとすると…あれ?繋げない!背中で手を繋ぐ為には、上の腕がしっかり持ち上がっていることがポイントのひとつです。今回は上の腕の動きに注目し、肩甲骨まわりをほぐす簡単なエクササイズを行っていきましょう。

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こんなポーズでは背中で手を繋げない!NGな腕の上げ方とは?

手を背中で繋ごうとするけれど、うまくいかない…。そんな方は、もしかしたら下の写真のようなNGポーズになっていませんか?

手を背中で繋げない
NG:脇が開いている/肩甲骨が動いていない photo by Kanako Noguchi

この腕の上げ方では手を繋げないばかりか、肩を痛める原因にもなりかねません。なぜこれがNGなのか?詳しく見ていきましょう。

重要ポイント2つは「肩」と「肩甲骨」の動き

NGポーズでは、肩関節を外回し(外旋)せずに腕を上げようとしています。すると肩のインナーマッスルや軟部組織が鎖骨の延長線にある肩峰(けんぽう)という骨にぶつかり、引っかかりや違和感を感じるようになります。これはインピンジメント(挟み込み)と呼ばれ、何度も繰り返すうちに炎症を起こし痛くて腕が上げられない…というインピンジメント症候群に発展してしまう可能性も考えられます。

インピンジメント
肩峰に挟まれて違和感や痛みが発生/イラストAC

そしてもうひとつ重要なのが、肩甲骨の動き(上方回旋)です。腕を持ち上げる時は、必ず肩甲骨も一緒に動く仕組みになっています。けれど肩甲骨まわりの筋肉が硬くなり、なめらかな動きが失われていると、やはりインピンジメントが起こってしまうのです。肩を傷めず腕をしっかり持ち上げるには「肩の外回し(外旋)」と「肩甲骨の動き(上方回旋)」の意識を忘れずに行っていきましょう。

手が背中で繋げない
OK:二の腕を顔に寄せようと意識している(肩関節の外旋)/肩甲骨が動いている(上方回旋) photo by Kanako Noguchi

では、OKポーズができるようになる肩甲骨エクサをご紹介します。

たった1分!手を背中で繋ぎやすくなる肩甲骨エクサ|上の腕編

やり方

1.足を安定する幅に広げて立つ
2.右腕を持ち上げる/二の腕を顔に寄せるように意識する
3.左手で右肩甲骨(下の方)に触れる/上体を左に倒す
4.右肩甲骨の下側で左手を押すようにしながら3~5呼吸を繰り返す
5.上体を起こす/反対も同様に行う

背中で手を繋げない
ポイント:二の腕を顔に寄せる意識/肩甲骨下側で手を押すように呼吸する   photo by Kanako Noguchi

 

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のぐちかなこ

のぐちかなこ

専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。



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