三線の音色と夕陽を背景に感動のフィナーレ。「ヨガフェスタ沖縄サテライト」を徹底レポート

アジア最大規模のヨガの祭典「ヨガフェスタ」、異彩を放つ「沖縄サテライト会場」とは？

ヨガフェスタ2022沖縄サテライト会場『やんばるつながるプロジェクト』のヨガレッスンは、2日間で全13クラス。

開催場所となった「やんばる（山原）」は、「山々が連なり、鬱蒼とした常緑広葉樹の森が広がる地域」という意味で沖縄島北部エリアの別称。2021年7月に世界自然遺産登録されたのをきかっけに、観光や旅行を中心に、さまざまな業界からも注目されています。ヨガフェスタの開催に合わせてリトリートツアーが企画されるなど、ヨガの需要も高まるホットスポットです。

会場は、那覇空港から車で約90分の「やんばる」にある名護市の「21世紀の森公園」。屋根付きのイベントドーム、野球場やラグビー場などを備えた広大な公園。

1日目は沖縄在住の人気インストラクターによるレッスン。2日目は、日本中で活躍するインストラクターが登場した個性豊かなヨガレッスンでは、イベントのテーマ「人をつなぐ 想いをつなぐ 文化をつなぐ」を体現したプログラムが展開されました。

公園内ということもあり、ランニングやウォーキングを中断してレッスンに参加したり、見学したりする姿も。女性だけではなく、男性の参加者も目立っていました。

PICKUP！“三線がーる”稲嶺幸乃さんの生演奏を聴きながらのサンセットヨガ

“三線がーる”稲嶺幸乃さんの生演奏を聴きながら、沖縄でヨガスタジオを運営する山本玲子さんと、全国各地で講座や指導者養成やヨガの普及活動をしている浅野佑介さんのコラボレーションが実現。レッスンが終わる頃には太陽が沈み、その太陽が雲の奥から顔をのぞかせるという幻想的な光景が広がり、海に浮かぶ人口ビーチ中が感動で包まれました。

 PICKUP！みんなが繋がる、笑顔になる！アクロヨガ体験クラス

1日目「体の硬い人向けのヨガ」・2日目「みんなでアクロヨガにチャレンジ」2つのレッスンを担当した西浦りささん。

「みんなが繋がること、笑顔になることをモットーにアクロヨガをお伝えしました。始まる前は静かだった会場も、クラスが進むにつれて私の声も届かないほど盛り上がり（笑）、最後はみんなが友達になり、最高のつながりができました。クラスが終わった後には、このクラスで友達ができました！と嬉しい声もちらほら。私自身もとっても楽しい濃厚な時間を過ごさせていただきました。

お天気にも恵まれ、エネルギー溢れる海の青さ、力強い太陽、心地よい風に吹かれながらのヨガは、心と身体がどんどん浄化されていく、最高のヨガの時間となりました。心にすーっと響く三線ライブを聴きながらのサンセットヨガでは、自然と涙が溢れてきました。ヨガはもちろん、地元の食材を使った美味しいご飯や、サウナ、写真撮影、海水浴など、それぞれの楽しみ方があり、老若男女みんなが楽しめるイベント、沖縄が持ってるエネルギーをたくさん感じられる２日間でした！」（講師：西浦りささん）

PICKUP！野外サウナやBBQなど、沖縄らしい充実したアクティビティ

沖縄を満喫できるアクティビティも充実。沖縄産フルーツを使ったドリンクやスイーツの販売。テントサウナ・海・公園の緑の下でひとやすみを繰り返して、トトノウ「テントサウナ体験」など、ヨガ、グルメ、大自然を満喫。ヨガの後にBBQを楽しんだり、サウナ体験後に沖縄グルメを味わったり。子どもはキッズラグビー体験で大人はヨガレッスンなど、楽しみ方もいろいろ。

すべてのヨガレッスンは、なんと無料！！次回はいつ開催？

サンスクリット語で「つながり」や「調和」を意味するヨガを通じて、沖縄で「人をつなぐ 想いをつなぐ 文化をつなぐ」を体現したいという主催者の想いから、ヨガイベントはすべて参加者に無料で提供。その背景には、沖縄や本土の企業からの協力と支援があったからこそ実現。今回会場となった21世紀の森公園は、名護市の「トライアル・サウンディング（※）」の制度を活用して、広大なスペースを借りることができたからなのだそう。

「やんばるつながるプロジェクト」では、ヨガを目玉にしたリトリートツアーの他にも、食・文化・フィットネスなどいろいろな企画が動いているようなので、今後について気になる人は「やんばるつながるプロジェクト」公式Instagramをチェックしてみて。

今年の開催を皮切りに、来年以降は秋頃の開催を視野に入れているそう。沖縄を訪れる観光客、沖縄に住む人たちがヨガを通じてつながり、一つになったひと時。ウェルビーイングに注目が集まる昨今、沖縄の資源を生かしたウェルネスな取り組み、そして、沖縄の大規模ヨガイベントの今後の展開が楽しみです。

（※）トライアル・サウンディング
市が保有する公共施設等の暫定利用を希望する民間事業者を募集し、一定期間、実際に使用してもらう制度です。本市では、２１世紀の森公園周辺エリアの魅力向上の為、民間事業者の皆様に同公園周辺エリアを暫定的に利用して頂き、実際の集客性や採算性を確認して頂くことで、将来的に官民連携手法（Park-PFI等）の導入に向けた条件の検討、具体的かつ実現性の高い事業展開方針を官と民が一体となって検討していくことを目的に実施します。（名護市HPより引用）