「自分がつらいことを認めるのは本当に難しい」ヘイリー・ビーバーが語る、感情的な問題との付き合い方
モデルとして忙しい日々を送っているヘイリー・ビーバー。その傍ら自分のYouTubeチャンネルを開設し、マスコミを通さず自分の声でメッセージを発信している。
先日、自身のYouTubeに新しい動画をアップしたヘイリー。自分のメンタルをケアする上で大切なことを語った。ヘイリー曰く「自分自身を確認するためにやりたいことがいくつかあるけれど、その1つが信頼できる誰かに話すこと」。そのためにヘイリーは4年前からセラピーを受けているそう。それが「感情的な問題やメンタルウェルネスを改善するのにとても助けになることに気がついた」。
日本ではまだまだ普及しているとは言えないセラピー。ヘイリーも最初は抵抗があったそう。「当初はあまり信じていなかった。でも年を重ねるほどセラピストとの関係は私を根本から変えてくれるものになっていった。セラピーは心の中で起こっていることを声に出して、安心して、批判されていると思うことなく話せる空間になっていった」。さらに続けて「自分がつらいとき、それを認めるのは本当に難しいこと。大人になるにつれ、いつもうまくやりこなそうとするのではなく、本当の意味でオープンでいる方法を学んでいった。今も学習しているところ」。
また大人になるにつれSNSとの付き合い方についても変わっていったそう。SNSが人々を結びつける「美しいツールである」一方で、「私のメンタルヘルスに大きな負担になっていることが最近わかった」と語っている。「私は人を喜ばせよう、みんなに好かれようとし、人の言うことや考えることを気にして苦しんでいる。今はできる限りSNSと健全な関係を持とうとしているところ」。
メンタルウェルネスが体の健康と同じくらい大切であることは認識されているけれど、ケアが後回しになってしまうという人は多いはず。ヘイリーの言葉をきっかけに改めて心を労わる大切さを考えたい。
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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