POSE & BODY
レッスンにブランクができると体が硬くなる理由
日本を代表するヨガ指導者、綿本彰さんが読者のお悩みに答える連載。今回は、忙しくてレッスンになかなか行けないという読者にアドバイスする。
広告
「仕事のため、レッスンにブランクができてしまいます。少し間が空くとすぐ体が硬くなり、いつも振り出しに戻る感じがつらい」と話す40代のヨギ。このお悩みに対する綿本さんの回答とは。
ブランクによる硬さは実は脳の緊張によるもの
確かにポーズ練習にブランクができると、体はすぐに硬くなってしまいますが、実は振り出しに戻っているわけではありません。長年の体の硬さは、筋肉の萎縮や、筋膜の癒着などが原因で、これらを解消するにはとても時間がかかります。でも私の経験では、一度ほぐした筋肉が硬くなるのは、身体的な問題ではなく、むしろ脳の緊張によるものだと感じています。
実際、ゆったりとした解放的な呼吸を行い、押し付けや監視、強要するような硬い気持ちを捨て、大らかに体と向き合い、体をただ感じていると一瞬でいつもの所まですーっとポーズが深まることが多々あります。
長年の硬さは身体的なもの。でも、少しのブランクでの硬さは精神的なもの。 ぜひ優しい気持ちで体の言い分に耳を傾け、脳の緊張を解いて一時的な体の硬さをリセットしていただければと思います。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
広告
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く