頑張っても手を抜いてもモヤモヤ…仕事とのちょうどいい向き合い方って?ゆりやんレトリィバァの回答は

 頑張っても手を抜いてもモヤモヤ…仕事とのちょうどいい向き合い方って?ゆりやんレトリィバァの回答は
Azusa Hasegawa

読者の悩みにゆりやんレトリィバァさんが相談員として回答! 体の悩み、恋愛や結婚、人間関係、コミュニケーションに至るまで、ゆりやんさんならではの視線で相談にお答えします。ポジティブなゆりやんさんの言葉に、きっと元気をもらえるはず!  第7回は、仕事に対するモヤモヤをどうしたら?というお悩みです。

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お悩み:仕事へのちょうどいい向き合い方ってなんでしょう?

「めちゃめちゃ頑張っても報われない気持ちになり、無理しすぎてると思って、ほどほどにやると「まだやらないと」という焦りが…。空回りと焦燥感がついて回るという感じ。仕事に対してのちょうどいい向き合い方ってなんだろう?ゆりやんさんはいつもどんな気持ちで仕事に向き合っていますか?」(40代・女性)

ゆりやん相談員の回答:「どんな自分も責めずに、"自分だけは自分の最大の味方"だということを忘れないで」

めっちゃ不安になったり、急に自分って誰にも必要とされないんじゃないかと思って悲しくなったり。仕事に対して焦ったりしちゃうの、めっちゃ分かります。自分も数年前までは、仕事への向き合い方が分からなくてもがいていた時期があったんです。最近は、ちょっとマシになってきたかなと思いきや、モヤモヤすることも結構あって(笑)。仕事をしていたら、仕方のない悩みなのかなとも思いますね。

数年前、めっちゃもがいていた時期っていうのは「何でもします!」という感じで、とにかくいただいたお仕事はどんなものも全部やりたいって思っていた時期でした。でも、最近はちょっとそれが変わってきていて。言い方が難しいですけど、ただ仕事一筋でガムシャラにやることも大事だけど、趣味や自分の好きな時間を過ごすことも大切にしたいし、そういう時間がないと面白いネタも出てこない。仕事は大好きだけど、仕事が第一という感じではなくなってきているなと感じています。

人と自分を比べてしまうのもモヤモヤしちゃう原因ですよね。私も昔はめっちゃ比べてました。例えば、昔は自分以外の若手芸人がいっぱい出ている番組を見ると焦ってたし、悔しかった。でも、今はそういうときも「じゃあ、この時間は自分の好きなことをしよう」って思えるようになってきたんですよね。

人は人、自分は自分。人と自分の目標は違うし、人と同じことが出来なくても自分が終わるわけではない、と思えるようになったからかなとも思います。私にはこれがある、将来こうなりたい。そういうものを持っていたら、焦って戦う必要はないし、自分のことを信じていくしかない。これが絶対的な正解じゃないとは思うけど、そういう考え方が出来るようになったので、ちょっと楽になりました。

あとは、モヤモヤしているときって「周りが全員、敵」という気持ちになりがちですけど、冷静に考えたら味方になってくれる人って絶対にいるから、それを大事にしたらいいのかなとも思います。この相談者さんは、自分も敵みたいな気持ちになっちゃってるのかなぁ。自分が一番の味方になってあげるのも大事ですよね。「なんで自分はこんなことしちゃうんだろう、こんなことしかできないんだろう」って思わずに「こんなに頑張ってるんだから」って最大の味方になりたい。私も仕事でモヤモヤしたときは、欲しいものを買ったりして、自分を励ましています。

私の仕事は芸能界という特殊なものだし、私は特に自分が楽しいと思える仕事をさせてもらっているから余計に勝手なことが言えるのかもしれないですけど、仕事って自分の気持ち次第で楽しくなるものだと思うんです。でも、だからといってそこで無理をすることもなくて、逃げてもいいとも思います。学生時代、いじめにあっていたときに「学校が世界の全て」みたいな気持ちになっていたけど、それと同じで仕事に一途になりすぎてしまうと会社が全てになっちゃうと思うんです。だから、悩んじゃうんでしょうけど。

自分を無理にしんどくさせる必要はないと思うので、仕事が終わったら見たいテレビがあるとか、ただ友だちがいるとか。仕事だけに全力ではなく、どこか別のところに楽しみを作っておくといいのかもしれません。あとは、人に「ありがとう」と感謝する気持ち。周りを見たらきっと助けてくれる人、味方がいると思うんですよね。自分は今、そういう気持ちも大事にしながら仕事と向き合っています。
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Text by Mitsue Yoshida
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Kanane Kurahashi(PUNCH)

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ゆりやんレトリィバァ

ゆりやんレトリィバァ

1990年11月1日生まれ。奈良県出身。NSC大阪校を首席で卒業後、ピン芸人として活躍。「第47回NHK上方漫才コンテスト」と「第1回女芸人No.1決定戦 THE W」での優勝をきっかけに注目を集める。2021年3月に開催された「R 1グランプリ2021」にて悲願の初優勝。現在はバラエティ番組のみならず、情報番組「2時45分からはスローでイージーなルーティーンで」(カンテレ)のMCなど幅広く活動中。



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