【カギは"脇の下"】日頃のヨガついでにやろう!簡単にできる肩こりと顔のむくみ対策
ヨガでできる「ついでの対策」
硬くなった脇の下付近を直接もみほぐすことも効果的ですが、ヨガのポーズの中で脇を伸ばすやり方を加えると普段のヨガでもこまめな予防ができるのでおすすめです。
体側のストレッチ
体側のストレッチでは肩腕を上げて斜めに伸ばすことが多いですが、頭上で手首を交差して手のひらを合わせた状態で上半身を左右に倒し、脇の下周辺の伸びをしっかりと感じてみましょう。座位、立位どちらでも。
手を上にあげるポーズ
通常は頭上で手のひらをあわせることが多いですが、その代わりに左右の親指を交差させて上に引き上げてみましょう。脇の下周辺の伸びをさらに感じることができます。指は左右交互に組みかえましょう。
伸びをする子犬のポーズ(バリエーション)
通常のやり方と、ブロック(またはそれに代わるもの)で負荷をプラスするやり方です。
やり方:
1. 四つ這いからお尻の位置を変えずに腕を前に伸ばして胸を下げ、おでこか顎をマットにつける。手の幅は肩幅と同じか少し広い程度に。
2. 吸う息で背骨を頭頂までやさしく伸ばし、吐く息で胸が少し下がって脇周辺が伸びるように。
3. もう少し負荷を加えたい場合はブロックなどに肘を乗せて両手を合わせて指先を上に向ける。
4. 数呼吸キープした後、お尻をかかとにおろしてチャイルドポーズで少し休む。
椅子を使ったダウンドッグ
手を床につけたダウンドッグが苦手な人は手のひらを椅子の座面に乗せる形で行ってみましょう。このやり方でも前鋸筋をしっかりと使うことができます。手の位置を高くしたい場合はテーブルなどを利用してちょうど良い負荷がかかるようにします。
やり方:
1. 椅子の正面に立って足を腰幅程度に開く。
2. 手を肩幅に開いて手のひらを椅子の座面(またはテーブルの上)に乗せる。
3. 脇の下、体側、背中全体の伸びを感じられるところまで後ろに下がり、二の腕が耳の横で伸びるようにする。
4. 数呼吸ポーズをキープしたらゆっくりと前に進んで上半身を起こす。
いつものヨガポーズに少し変化をつけたり意識の向けどころを変えるだけでもストレッチの効果が高まります。そして、どのポーズでも呼吸が大切です。心を落ち着け、毎回の吐く息でストレッチが深まるように心地よい呼吸を繰り返せるように行いましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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