冬の朝をすっきりスタート!「冷えない体」を作るためにできること
ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。
冬の朝一番、どうも布団の中でグズグズしてしまい、寝起きからぼんやり。やる気も起こりにくく、ついつい引きこもりがちになってしまいますね。毎日のちょっとした工夫で、寒い季節を乗り越えましょう!
部屋とシャワールームの温度調節
寒くてなかなか布団から出たくないからこそ、朝はどうもすっきり起きられない季節です。温度調節機能のあるヒーターがある方は、ぜひリモコンを枕元に置いて寝てください。
寝ている間にスイッチを切っている時は、起きる30分前にスイッチオンのタイマーをかけておきます。寝ている間にヒーターを使う場合は、目が覚めたら、すぐに部屋の温度を2〜3度上げます。こうすることによって、布団の中にいるのが少々暑くなって来ますので、自ずと布団から出たくなるわけです。
無事に布団から出られたら、トイレに寄ってシャワールームに直行します。そこでもう一工夫!服を脱ぐ前に、1〜2度高めでシャワーを出しておいてください。ほんの1〜2分のことですが、湯気たっぷりで床も温まっているシャワールームは、ちょっと贅沢な空間になります。
首の後ろから少し熱めのシャワーを浴びると、目覚めも良く、気分爽快に1日がスタートできます。
体力の半分程度の運動
清潔なウエアに着替えたら、朝食前、または昼食前の運動がおすすめです。体を動かした後の食事は、より一層美味しく食べられることでしょう。
日頃の習慣として体力の半分程度の運動を続けると、体力だけでなく、消化力、免疫力をアップすることができます。また適度な運動は筋肉量を増やし、冷えにくい体作りにも繋がります。そして無理なく継続することが大切です。今日できなかったら、明日は必ずやろう、2日連続はサボらないように!と目標を立ててみてください。
体力の半分程度のバロメーターは、
・脇の下や額にじわっと発汗があること
・心拍数が適度に上がること
・運動の後に喉が乾くこと
そして、その運動をすることで達成感や充足感が感じられることも大切です。イヤイヤやるようでは、力をアップするどころか、疲労になってしまいますので要注意。
所要時間10~15分で気軽に続けられる、“お家ヨガのおすすめシークエンス”を紹介します。
①太陽礼拝(じわっと発汗があるまで数ラウンド)
②ヴィーラバッドラーサナ2
③ダヌーラーサナ
④パスチモッターナーサナ
太陽礼拝の1ラウンドの中には前屈、後屈と全身を使った大きな動きが入っていますので、忙しい日には、太陽礼拝だけでもOK。5分あればできます!
②、③のポーズは、その日の体調に合わせて、5~10呼吸ホールド。長い方が強度を上げられます。
ライター/HIKARU
アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp
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